『YouTubeを始めたが、どのくらいの投稿頻度で出せばよいのかわからない』
『サムネイルや企画を作り込むほど、投稿が遅れてしまう』
『再生回数や登録者数が伸びず、続ける気持ちが揺らいでいる』
YouTubeの投稿頻度について、このような悩みはありませんか。
YouTubeは、編集やサムネイル、企画も大事です。それでも特に立ち上げ期は、投稿本数を中心に置くのがよい、と馬場は考えています。理由は2つです。本数を重ねないと演者力(カメラの前で話す演者の力)が育たないこと。そして、本数を増やすことで、立ち上げの早い段階でもターゲットに動画を届けられるようになることです。
本記事では、累計約30社のYouTube運用と動画制作を支援してきた株式会社Tsuzuru代表の馬場俊輔が、投稿本数を「センターピン」に置くべき2つの理由と、演者力が身につく本数の目安、本数を重ねるときの考え方を解説します。
質をおろそかにしてよい、という話ではありません。量をやらないと質が伴わない、という話です。
この記事の要点
- 編集・サムネイル・企画も大事ですが、特にYouTubeの立ち上げ期は、投稿本数を中心に置くのがよいと馬場は考えています。
- 馬場は、演者力がチャンネルの成長の7割ほどに影響すると考えており、その演者力を確実に上げる方法が投稿本数を重ねることです。
- 投稿本数が20〜30本ほどで、自信を持って話す・ジェスチャーが自然になるところまでは届きます。50〜100本ほどで、構成だけでアドリブを加えて話せるレベルになってきます。
- 月4本のチャンネルと月8本のチャンネルでは、YouTube側に渡るデータの量が倍になるため、立ち上がりでは月8本のほうが効果的です。
- 完成度が80%や50%でも動画を出し続け、再生回数や登録者数ではなく、自分たちで決められる投稿本数を行動目標にします。
動画で見たい方は、こちらからどうぞ。
YouTubeの立ち上げ期に、投稿頻度(投稿本数)が大事なのはなぜ?
企業からYouTubeの相談を受けると、「サムネイルはこうしたらいいですか」「企画はこうしたらいいですか」という質問がよくあります。
もちろん、編集もサムネイルも企画も大事です。それでも、特に立ち上げ期は、投稿本数を「センターピン」、つまりいちばん真ん中に置いたほうがよい、と馬場は考えています。
質をおろそかにしてよい、という意味ではありません。量をやらないと質が伴わない、ということは往々にしてあります。
投稿本数を中心に置く理由は、次の2つです。
- 理由1:投稿本数を重ねないと、演者力が育たないから
- 理由2:投稿本数が多いほど、YouTubeが動画を届ける相手を見つけやすくなるから
理由1:投稿本数を重ねないと、演者力が育たないから

1つ目の理由は、投稿本数を重ねないと、演者力が育たないからです。

話が結構上手な人でも、カメラの前に立たされると、うまく話せなかったり、ジェスチャーが不自然になったりします。そういうケースは結構あるんです。
馬場は、演者力がYouTubeチャンネルの成長の7割ほどに影響すると考えています。話す内容が同じでも、話す人が違うだけで、再生回数も視聴維持率もまったく違ってくることがあるからです。
最初からカメラの前でうまく話せる人は、ほとんどいない
企業のYouTubeの支援や、演者の指導をしてきた中で、馬場が感じていることがあります。最初から話がとてもうまい人、自信を持ってカメラの前で話せる人、ジェスチャーや話し方が自然な人は、ほとんどいません。9割9分いない、というのが馬場の実感です。
演者力を確実に上げていく方法が、投稿本数を重ねることです。
本数を重ねると、台本も撮影も軽くなる
撮影に慣れていない最初のうちは、台本を一字一句、細かめに書くことがあります。
けれども、投稿本数を増やしていくと、「これ、自分には台本がいらない」という段階になってくることが多いです。そうなれば、台本は構成だけにして、あとはアドリブで話す形に切り替えられます。
投稿本数を増やすことは、撮影の効率化にも、YouTube運営そのものの効率化にもつながります。
何本投稿すれば、カメラの前で自然に話せるようになる?
株式会社Tsuzuruが支援してきた中での目安は、投稿本数20〜30本ほどで、自信を持って話す・ジェスチャーが自然になるところまでは届く、というものです。
ただ、20〜30本の時点では、構成だけで話すのはまだなかなか難しい段階です。50〜100本ほど重ねると、構成だけでアドリブを加えて話したり、企画だけを渡されて話したりできるレベルになってきます。
| 投稿本数の目安 | できるようになること | まだ難しいこと |
|---|---|---|
| 20〜30本ほど | 自信を持って話す、ジェスチャーや話し方が自然になる | 構成だけで話す |
| 50〜100本ほど | ジェスチャー・表情・自信の表れがより自然になる。構成だけでアドリブを加えて話す。企画だけを渡されて話す | ― |
演者力が身につくと、数字に大きな変化が出る
演者力が身につくと、同じ内容を話していても、説得力がまったく違ってきます。
その結果、再生回数や視聴維持率、それにともなう登録者数といった数字の面で、大きな変化が出てきます。だからこそ、まずは土台となる投稿本数を増やしましょう、と馬場はいつも伝えています。
理由2:投稿本数が多いほど、YouTubeが動画を届ける相手を見つけやすくなるから

2つ目の理由は、YouTube側の仕組みの話です。投稿本数を増やすと、立ち上げの早い段階でも、狙ったターゲットに動画を届けられるようになります。

立ち上げ初期は、質の高い動画でも表示されにくい
立ち上げ初期は、YouTube側も「この動画を誰に届ければよいのか」がまだわかっていません。そのため、質の高い動画を出しても、あまり表示されないことがあります。
YouTube側も、おそらく手探りで届け先を探している状態です。投稿本数を重ねてデータがたまるほど、「この動画は、競合のこのチャンネルを見ている人に届ければ需要がありそうだ」と、少しずつ見つけてくれるイメージです。
月4本と月8本では、データの量が倍になる
月4本のチャンネルと月8本のチャンネルでは、YouTube側に渡る「このチャンネルはこのターゲットに届けている」というデータの量が倍になります。立ち上がりの面では、月8本出しているチャンネルのほうが効果的です。
ただし、何でも上げればよいわけではない
とりあえず動画を上げればよい、50本上げればよい、という話ではありません。テーマ・企画・話す内容の一貫性は、とても重要です。
そのうえで本数を重ねると、「こういう企画をやると、こういう人に届く」「こういう話をすると、視聴維持率が高くなりやすい」といったデータが取れてきます。こうした試行錯誤を重ねるうえでも、投稿本数がセンターピンになります。
投稿本数を重ねられる運用体制づくりのご相談は、
無料で受け付けています。
動画の完成度は、何%で出してよい?

馬場が伝えたいのは、完成度が100%でなくても、80%や50%でも、動画を出し続けてほしいということです。
量をやらないと質が伴わない、というのはYouTubeに限らず、いろんなことに通じると馬場は考えています。量を重ねてPDCAを回すうちに、「こういう企画が当たる」「こういう話を視聴者は好む」ということが、少しずつ見えてきます。
完成度が低い段階でも出して、演者力を高め、YouTube上のデータもためる。そして、それを次の企画に活かしていく。この流れをおすすめしています。
80点と100点の差は、視聴者からすると誤差
作る側の80点と100点は、視聴者からすると誤差であることが多いものです。
残りの20点を埋めるために5〜6時間かけるなら、80%で出してしまい、その5〜6時間を次の動画づくりに使うほうが賢い、と馬場は考えています。
完璧主義ではなく、完了主義で。どんどん動画を投稿してデータをため、撮影そのものにも慣れていくことが大切です。
投稿本数をセンターピンにするとき、何を目標にすればよい?
目標にするのは、再生回数や登録者数ではなく、自分たちでコントロールできる投稿本数です。
再生回数や登録者数は、もちろん無視してよい数字ではありません。けれども、自分たちではコントロールできない数字です。追いかけると、モチベーションが上下したり、再生回数に一喜一憂したりしてしまうため、馬場はあまりおすすめしていません。
それよりも、「月に15本上げる」のように、自分たちで決められる投稿本数を行動目標にします。本数を決めてしまえば、再生回数や登録者数はあとからついてくる数字になります。
- 立ち上げ期の行動目標を、再生回数や登録者数ではなく、投稿本数で決めているか
- 完成度80%でも出す、と決めているか
- テーマ・企画・話す内容に一貫性があるか
- どの企画が誰に届いたか、どんな話で視聴維持率が上がったかを、次の企画に活かしているか
淡々と本数を積み上げる会社のほうが、結果を出している印象がある
株式会社Tsuzuruが支援している中でも、淡々と投稿本数を積み上げていく会社のほうが、しっかりと結果を出している印象があります。
投稿本数だけですべてが解決するわけではありません。それでも、量が質を凌駕すると、馬場はYouTubeの支援を通じて感じています。特に立ち上げ期は、投稿本数を意識して取り組んでみてください。
よくある質問
立ち上げ期は、投稿本数が多いほうが有利です。月4本と月8本では、YouTube側に渡るデータの量が倍になり、月8本のほうが立ち上がりに効果的です。ただし、とりあえず上げればよいわけではなく、テーマ・企画・話す内容の一貫性はとても重要です。本数は「月に15本上げる」のように、自分たちで決めて行動目標にします。
投稿本数20〜30本ほどで、自信を持って話す、ジェスチャーが自然になる、というところまでは届くのが目安です。50〜100本ほど重ねると、構成だけでアドリブを加えて話したり、企画だけを渡されて話したりできるレベルになってきます。
はい、完成度が80%や50%でも出し続けることをおすすめしています。作る側の80点と100点は、視聴者からすると誤差であることが多く、残りの20点に5〜6時間かけるなら、その時間を次の動画づくりに使うほうが賢いと馬場は考えています。
立ち上げ期の行動目標は、再生回数や登録者数ではなく、投稿本数にするのがおすすめです。再生回数や登録者数は無視してよい数字ではありませんが、自分たちではコントロールできず、追うとモチベーションが上下しやすくなります。「月に15本上げる」のように本数を決めてしまえば、再生回数や登録者数はあとからついてきます。
投稿本数をセンターピンに置いて、YouTubeの立ち上げを成果につなげよう
YouTubeの立ち上げ期は、投稿本数を中心に置くのがおすすめです。本数を重ねると演者力が育ち、YouTube側も動画を届ける相手を見つけやすくなります。
完成度80%でも出し続け、再生回数ではなく投稿本数を行動目標にするところから、始めてみてください。
株式会社Tsuzuruは、埼玉のYouTube運用代行・動画制作会社です。「投稿本数を重ねられる体制をどう作るか」というご相談も受け付けています。
ご相談は無料です。
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この記事の解説者

馬場 俊輔
株式会社Tsuzuru 代表取締役
2024年8月に動画制作代行として独立し、2025年7月に株式会社Tsuzuru(埼玉県さいたま市)を設立。スクール・教育系の企業様を中心に、累計約30社のYouTube運用と動画制作を支援しています。自社のYouTubeチャンネル「1社に1つYouTubeを」でも、企業のYouTube活用について発信しています。
この記事は、株式会社Tsuzuru 代表取締役 馬場俊輔が、自社のYouTubeチャンネル「1社に1つYouTubeを」で話した内容(2026年9月20日公開)をもとにまとめたものです。
