『YouTubeを続けているが、再生回数や登録者数がなかなか伸びない』
『競合のチャンネルに追いつけない。むしろ追い越されてしまった』
『2027年にYouTubeを伸ばすために、何に力を入れればよいかわからない』
YouTubeの伸ばし方について、このような悩みはありませんか。
2027年にYouTubeを伸ばすために、馬場がこれだけはやってほしいと考えているのは、YouTubeの分析をこれまでより細かく行うこと、音質にこだわること、AI感のない動画を作ることの3つです。2026年8月ごろから再生回数の数え方が変わったこと、ラジオのようにYouTubeを聞く人が増えていること、AIで作ったコンテンツがあふれていることが、その理由です。
本記事では、累計約30社のYouTube運用と動画制作を支援してきた株式会社Tsuzuru代表の馬場俊輔が、2027年に向けたYouTubeの伸ばし方として、3つのポイントと、それぞれ具体的に何をすればよいかを解説します。
基本的に、どれも簡単に実践できる内容です。自分のチャンネルならどう再現できるかを考えながら、読んでみてください。
この記事の要点
- 馬場が、2027年にYouTubeを伸ばすためにこれだけはやってほしいと考えているのは、分析をこれまでより細かく行うこと、音質にこだわること、AI感のない動画を作ることの3つです。
- 2026年8月ごろから、再生回数の数え方が変わりました。株式会社Tsuzuruが運用する登録者1万人ほどのチャンネルでは、月10本ほどの投稿本数は変えないまま、総再生回数が7月の約15万回から9月の30万回へと2倍になりました。
- 増えた再生回数を見て「順調だ」と思い、改善や分析をおろそかにするのは危険です。数え方が変わっていないクリック率と視聴維持率、そして問い合わせと売上を見て、実態を確かめることが大切です。
- 音質が悪いと、視聴維持率はとても悪くなります。ながら聞きでYouTubeを使う人が増えているため、映像はスマホでもよいので、2〜3万円ほどのピンマイクや、2〜5万円ほどのダイナミックマイクで音を整えます。
- AIで作ったコンテンツがあふれ、YouTubeも規制を強めています。密着やドキュメンタリーの動画、自分の写真や動画、自社にしか話せない一次情報で、リアル感を出すことが対策になると馬場は考えています。
動画で見たい方は、こちらからどうぞ。
2027年にYouTubeを伸ばすには、何が大事?
馬場が、2027年にYouTubeを伸ばすためにこれだけはやってほしいと考えているのは、分析・音質・AI感のない動画の3つです。
再生回数や登録者数がなかなか伸びない、競合に追いつけない、むしろ追い越されてしまった。YouTubeを運営していると、こうした悩みや葛藤を感じる方は多いと思います。
中長期で生き残り続けるチャンネルになるために、押さえてほしい3つのポイントを表にまとめます。
| ポイント | なぜ今、大事なのか | 具体的にやること |
|---|---|---|
| 分析をより細かくする | 2026年8月ごろから再生回数の数え方が変わり、以前より再生回数が多めに出るようになった | クリック率と視聴維持率を見る。企業のYouTubeは、問い合わせと売上まで確かめる |
| 音質にこだわる | ラジオのように、ながら聞きでYouTubeを使う人が増えている | マイクをつける(ピンマイクは2〜3万円ほど、ダイナミックマイクは2〜5万円ほど)。編集でも音を整える |
| AI感のない動画を作る | AIで作ったコンテンツがあふれ、YouTubeも規制を強めている | 密着やドキュメンタリーで自社のリアルを見せる。サムネイルや動画の中の画像に人の手を加え、一次情報を話す |
ポイント1:YouTubeの分析を、これまでより細かくする

2027年は、YouTubeの分析をこれまでより細かく行うことが大切です。2026年8月ごろから、再生回数の数え方が変わったからです。
馬場は以前、アナリティクスはとても複雑なので、そこまで詳しく見なくてよいという話をしました。その前提は変わりませんが、数え方が変わった今は、アナリティクスをしっかり見ないと、正確な分析や企画にマイナスの影響が出るのではないかと考えています。
再生回数の数え方は、どう変わった?
YouTubeではこれまで、動画がある程度の秒数再生されたら、1回再生されたと数えていたそうです。今は、動画が少し再生されただけでも数えられるため、8月より前と比べて、再生回数が多めに出ています。
参考:エンゲージメント指標のカウント方法(YouTubeヘルプ)
投稿本数は同じでも、総再生回数は約15万回から30万回に
株式会社Tsuzuruが運用する、登録者1万人ほどの規模で、毎月10本ほどの動画を投稿しているチャンネルで、影響を確かめました。
2026年7月の総再生回数は約15万回、9月は30万回で、2倍の開きが出ていました。月の投稿本数は同じで、コンセプトを大きく変えたわけでも、ほかの条件を大きくいじったわけでもありません。
ほかのチャンネルを見ていても同じような傾向があり、これまでの2倍ほどの再生回数が出ている、というのが馬場の肌感です。なかには、3倍ほどになったケースもあります。
注意したいのは、増えた再生回数を見て「順調だ」「チャンネルの調子がよい」と思い、改善や分析をおろそかにしてしまうことです。これは、とても危険です。

再生回数が多く表示されるので、気持ちとしてはめちゃくちゃうれしくなると思います。ただ、しっかりと実態を把握することが大事です。
表に出ている再生回数ではなく、その裏にある数字を確かめる必要があります。
見るべきなのは、クリック率と視聴維持率
再生回数の数え方は変わりましたが、クリック率と視聴維持率については、YouTube側が何かを変えたわけではありません。視聴者がどれだけ動画に満足し、反応しているかを測る目安として、引き続きしっかり分析してください。
企業のYouTubeは、問い合わせと売上まで見る
企業のYouTubeは、再生回数やクリック率を上げれば勝ち、というものではありません。大事なのは、YouTubeからどれだけ問い合わせが来ているか、その後にどれだけ売上が立っているかです。
問い合わせが自社の目標に届いているか、売上につながっているかを確かめてください。これまでどおり、2027年以降も、再生回数に惑わされないことが大切です。
ポイント2:YouTubeの音質に、これまで以上にこだわる

2027年は、YouTubeの音質に、これまで以上にこだわることが大切です。音をないがしろにしている方は多い印象ですが、前提として、音質が悪いと視聴維持率はとても悪くなります。
映像と音、どちらが大事?
映像と音のどちらが大事かといわれると、馬場は音のほうが大事だと考えています。映像は、最悪の場合でも、インサートの動画(途中に差し込む映像)を入れるなどして、なんとかなることがあります。
一方で音は、録り直すしかなかったり、編集でもどうにもできなかったりします。音が聞き取りにくいと、視聴者はストレスを感じ、それだけで「この動画はいいや」と離れてしまいます。
なぜ今、音質へのこだわりが一段上がっている?
最近は、ラジオのようにYouTubeを使う人が、とても増えているからです。移動しながら聞く、料理をしながら見る、通勤しながら聞くといった「ながら聞き」をしている人が、とても多くいます。
ながら聞きの場合、画面を見ずに、音だけで内容を理解しています。そのため、音があまりよくないと、聞き続けてもらえません。
逆に、音質がよければそのまま聞き続けてもらえるので、必然的に視聴時間が伸び、動画に対する評価も上がっていきます。
YouTubeの音質を上げるには?まずはマイクをつける
音質を上げるために、まずやってほしいのは、マイクをつけることです。馬場がYouTubeに取り組む方によく伝えているのは、映像は一眼のカメラで撮らなくても、スマホでまったくかまわないけれど、マイクにはこだわってほしい、ということです。
- ピンマイク:2〜3万円ほど。安いものなら1万円ほどのものもあります。編集でも少し音質を整えます
- ダイナミックマイク:安いもので2万円、高いもので5万円ほど。ピンマイクより音質がよく、聞きながらでもストレスのない音にできます。編集をあまりしなくても、すぐに出せることもあります
まずはピンマイクと編集で、視聴者にストレスのない形で動画を届けること。これが最初の一歩です。
ダイナミックマイクは初期投資がかかりますが、一度そろえれば、その後ずっと使えます。マイクを変えるだけで視聴者の満足度が上がり、視聴維持率も大きく改善すると考えれば、ここはケチらないほうがよい、と馬場はいつも伝えています。
YouTubeの撮影や編集、チャンネルの伸ばし方のご相談は、
無料で受け付けています。
ポイント3:AI感のない、リアル感のある動画を作る

2027年は、AI感のない動画、つまりリアル感のある動画が、これまで以上に求められます。AIで画像も動画も作れるようになり、AIで作ったコンテンツがあふれているからです。
YouTubeは、AIで作ったコンテンツへの規制を強めている
YouTubeも去年ぐらいから、少しずつ本格的に規制を強めてきています。馬場は、規制はこれからさらに強まっていくのではないかと考えています。
参考:YouTube のチャンネル収益化ポリシー(YouTubeヘルプ)
AIっぽい動画かどうかをYouTubeが見分けて、視聴者におすすめするかを決める仕組みが、今後できてくるのではないか、というのが馬場の個人的な見立てです。
これに先がけて、SEOの世界では、AIへの規制が強まっています。Googleは、生成AIなどを使って、読む人にとっての価値を足さずに大量のページを作ると、スパムに関するポリシーに違反する可能性があるとしています。AIで作ったコンテンツを公開する前に、人の手で事実を確かめることも求めています。
参考:ウェブサイトで生成 AI によるコンテンツを使用するための Google 検索のガイダンス(Google 検索セントラル)
YouTubeもその例外ではなく、今後はオリジナリティがあるかどうかが、より重視されていくと馬場は考えています。
密着やドキュメンタリーで、自社のリアルを見せる
過去の動画でも何度かお話ししてきましたが、密着やドキュメンタリーのように、自社のリアルを出していく動画は、これからさらに大事になります。そのうえで、こだわってほしいポイントがいくつかあります。
サムネイルを、AIに丸投げしない
最近は、AIでサムネイルを作るケースも増えてきていると思います。YouTube側がどう判断するかはわかりませんが、馬場は、YouTube側はそれにも少し懐疑的になっていくのではないかと考えています。観点になるのは、どれだけ人が関与しているかだと考えています。AIに丸投げしたサムネイルには、注意が必要です。
動画の中の画像も、自分の写真や動画に替える
AIで作った画像を動画の中にどれだけ入れるかも、1つの論点になると馬場は考えています。
たとえば、動画の途中にフリー画像やフリー素材の動画を入れている方も多いと思います。そのインサートを、自分の写真や、自分が何かをしているときの動画に替えることが、リアル感を出すために大事になってくると考えています。
フリー素材がまったくだめなわけではありませんが、話している内容に関連する、自分が何かをしている動画のほうがリアル感が出ることは、想像しやすいと思います。
AIはあくまで、視聴者が満足できるコンテンツを届けるための手段です。ただのAI生成コンテンツではないと判断してもらうために、サムネイルも含めてどれだけリアル感を出せるか。その1つとして、AIで済ませられる部分にも人の手を加えることが大事になってくると、馬場は考えています。
いちばんの対策は、AIには出せない一次情報
どこまで人の手を加えればよいかは、YouTube側が判断することなので、正直なところわかりません。それでも、人の手が加わっていることが大事だと馬場は考えています。

YouTubeからの評価が悪くなったり、チャンネルが止められたりするリスクを考えると、そういうマイナスの要素をどれだけ取り除けるか。そこが、中長期でチャンネルを運営していくために大事だと思っています。
実際に馬場は先日、人が普通に出ているチャンネルが削除されてしまった、という例を、たまたまXで見かけました。いつ、どのタイミングで、どのチャンネルが止められるかはわかりません。
そのため、いちばんの対策は、AIには出せない話やアウトプットを入れること、つまり一次情報だと馬場は考えています。
一次情報とは、自社が実際に体験していることや、自分たちの経験など、自分たちにしか話せない内容です。そうした内容に価値がある時代になっていることは、間違いないだろうと馬場は考えています。
3つのポイントを、自分のチャンネルに当てはめるには?
2027年にYouTubeを伸ばすには、再生回数に惑わされずに分析し、音にこだわり、人の手が加わったリアル感のある動画を作ることが大切です。
自分のチャンネルで、どこまでできているかを確かめてみてください。
- 再生回数だけで、チャンネルの調子を判断していない
- クリック率と視聴維持率を、引き続き分析している
- YouTubeからの問い合わせが目標に届いているか、売上につながっているかを確かめている
- 撮影のときにマイクをつけ、編集でも音質を整えている
- サムネイルを、AIに丸投げしていない
- 動画の途中に入れる画像や動画に、自分の写真や、自分が何かをしているときの動画を使っている
- 自社が実際に体験したことなど、自分たちにしか話せない一次情報を入れている
人の手が加わり、人の考えが反映された動画を作ることに価値があります。この観点を大切に、日々の動画づくりに取り組んでください。
株式会社Tsuzuruでは、競合のリサーチから企画・台本までを一気に行う無料のツールを提供しています。公式LINEで「YouTube」と送ると、自動で受け取れます。
よくある質問
馬場が大事だと考えているのは、YouTubeの分析をこれまでより細かく行うこと、音質にこだわること、AI感のない動画を作ることの3つです。再生回数の数え方が変わったこと、ながら聞きでYouTubeを使う人が増えていること、AIで作ったコンテンツがあふれていることが理由です。
そうとは限りません。2026年8月ごろから、動画が少し再生されただけでも再生回数に数えられるようになり、以前より多めに出ています。株式会社Tsuzuruが運用するチャンネルでは、投稿本数などを変えないまま、総再生回数が7月の約15万回から9月の30万回へと2倍になりました。数え方が変わっていないクリック率と視聴維持率、そして問い合わせと売上で、実態を確かめてください。
まずはマイクをつけることです。映像はスマホでもかまわないので、2〜3万円ほど(安いものなら1万円ほど)のピンマイクを用意し、編集でも少し音質を整えます。さらにこだわるなら、2〜5万円ほどのダイナミックマイクを使うと、ピンマイクより音質がよくなります。
AIは、視聴者が満足できるコンテンツを届けるための手段として使うものだと、馬場は考えています。AIに丸投げしたサムネイルは、今後YouTube側から懐疑的に見られる可能性があり、AIで作った画像をどれだけ動画に入れるかも論点になると考えています。人の手を加え、自分の写真や動画、自社にしか話せない一次情報で、リアル感を出してください。
分析・音質・AI感のない動画の3つを押さえて、2027年もチャンネルを伸ばしていこう
馬場が考える、2027年にYouTubeを伸ばすための3つのポイントは、分析・音質・AI感のない動画です。
再生回数に惑わされずにクリック率・視聴維持率と問い合わせを見て、マイクで音を整え、人の手が加わったリアル感のある動画を作ってください。
株式会社Tsuzuruは、埼玉のYouTube運用代行・動画制作会社です。「うちのチャンネルは、3つのうちどこから見直せばよいか」というご相談も受け付けています。
ご相談は無料です。
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この記事の解説者

馬場 俊輔
株式会社Tsuzuru 代表取締役
2024年8月に動画制作代行として独立し、2025年7月に株式会社Tsuzuru(埼玉県さいたま市)を設立。スクール・教育系の企業様を中心に、累計約30社のYouTube運用と動画制作を支援しています。自社のYouTubeチャンネル「1社に1つYouTubeを」でも、企業のYouTube活用について発信しています。
この記事は、株式会社Tsuzuru 代表取締役 馬場俊輔が、自社のYouTubeチャンネル「1社に1つYouTubeを」で話した内容(2026年10月26日公開)をもとにまとめたものです。再生回数やマイクの価格の数字は、動画の公開時点のものです。
