YouTubeから問い合わせが来ない理由4つ|問い合わせ先の見せ方だけで2〜3倍変わる

『動画は再生されるようになってきたのに、問い合わせが来ない』
『動画の中で、自社のサービスをどう案内すればよいのか分からない』
『概要欄や問い合わせ先のリンクを、どう見せればよいのか知りたい』

なかでも「動画は再生されるのに、問い合わせが来ない」は、YouTubeを運用している会社から、株式会社Tsuzuruがよく受ける相談です。

問い合わせが来ない原因は、多くの場合つぎの4つに分けられます。宣伝・営業の話から入っていること、問い合わせ先が画面の中で示されていないこと、概要欄が整理されていないこと、話し手の熱量が伝わっていないことです。

本記事では、累計約30社のYouTube運用と動画制作を支援してきた株式会社Tsuzuru代表の馬場俊輔が、企業のYouTube運用を支援するなかで実際に効果のあった対策を、理由ごとに解説します。

どれも、今日から取り入れられるものです。

この記事の要点

  • YouTubeから問い合わせが来ない理由は、①宣伝・営業の話から入っている ②問い合わせ先が画面の中で示されていない ③概要欄が整理されていない ④話し手の熱量が伝わっていない、の4つです。
  • 問い合わせ先のリンクの場所を画面の中で示すだけで、示さない場合に比べて、問い合わせの数はおよそ2〜3倍変わります(株式会社Tsuzuruが支援の中で試した結果)。
  • 同じ200回の再生でも、問い合わせが1件の会社と3件の会社に分かれます。差を生むのは、こうした地味な工夫です。
  • テレビで見ている視聴者は概要欄を開けないため、画面にQRコードを置きます。
  • 馬場は、話し手の熱量が、YouTubeが成功するかどうかの6〜7割を占めると考えています。

動画で見たい方は、こちらからどうぞ。

再生されているのに、なぜ問い合わせが来ないのか?

前提として、YouTubeの視聴者の多くは「暇つぶし」に近い感覚で動画を見ています。あなたの会社や、あなた自身に強い興味があって見ているわけではありません。この前提に立つと、問い合わせが来ない理由は、台本・画面・概要欄・話し方の4つに整理できます。順番に見ていきます。

理由1:宣伝・営業の話から入っている

1つ目は、動画に宣伝感・営業感が出てしまっていることです。暇つぶしで見ている視聴者は、いきなり宣伝や営業の話が始まると、がっかりします。

「このチャンネルは営業のためにやっているんだな」という意図が透けて見えると、それだけでマイナスに働きます。

宣伝をしてはいけない、という話ではない

宣伝や営業をしてはいけないわけではありません。そのためにYouTubeを運用している会社がほとんどです。

大切なのは順番です。まず、視聴者のためになる話、価値になる話をします。その流れの中で、自社の主張や考え方を自然に伝えていきます。

「このチャンネルの話は面白い」と思ってもらえて、はじめて自社の話を聞いてもらえます。

事例:副業スクールのチャンネルは、入り口のテーマを変えた

株式会社Tsuzuruが支援している、副業のスクールのチャンネルの例です。集客のためにYouTubeを使っていて、ターゲットは40代・50代です。

チャンネルが伸びる前は、起業や副業の話を前面に出していました。ただ、それでは伸びにくいと気づき、企画と台本を変えました。

動画の入り口では、起業や副業を前に出しません。40代・50代の関心が高い、老後の話や早期退職の話を多く入れます。

起業や副業の話は、動画の後半からエンディングにかけて行います。最後まで見てくれた視聴者は、こちらの話を聞く準備ができているからです。ここまで来て、はじめて問い合わせにつながります。

問い合わせの案内は、動画のテーマとつなげる

「うちのサービスはこういうもので」と、脈絡なく唐突に話し始めるチャンネルも少なくありません。それでは、視聴者に問い合わせる動機が生まれません。

動画のテーマに関連づけて、「それなら、うちのサービスを受けてみませんか」「この資料を役立ててください」と案内し、LINEやメールへの登録につなげます。

理由2:問い合わせ先が、画面の中で示されていない

2つ目は、問い合わせ先の見せ方です。

たとえば、再生回数が同じ200回でも、問い合わせが1件の会社と3件の会社があります。この差は、意外なほど地味な工夫で生まれます。

「概要欄のリンクから」と言うだけでは伝わらない

動画の最後に「概要欄のリンクからお問い合わせください」と話すチャンネルは多いはずです。

ただ、視聴者からすると、概要欄は見えにくい場所で、どこを押せばよいのか分かりにくいものです。

そこで、クリックする場所を画面の中で示します。編集者には、問い合わせ先のリンクの位置が分かる表示を、画面に入れるよう指示します。

場所を示すと、問い合わせの数は2〜3倍変わる

株式会社Tsuzuruでいろいろ試した結果、リンクの場所を示す場合と示さない場合とでは、問い合わせの数がおよそ2〜3倍変わりました。

企業がYouTubeを運用するうえで、この差は小さくありません。

テレビで見ている人が多いなら、QRコードを置く

視聴者がどの機器で見ているかも確認します。テレビで見ている人は、概要欄を開くことができません。その場合は、画面にQRコードを置きます。

テレビ・パソコン・スマートフォンのどれで見られているかは、YouTubeアナリティクスで確認できます。

QRコードではなく、電話番号やメールアドレスを出すほうが合うこともあるので、試しながら決めていきます。

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理由3:概要欄が整理されていない

3つ目は、概要欄です。概要欄は、もともと見にくい作りになっています。だからこそ、ごちゃごちゃさせず、必要な情報だけをコンパクトにまとめます。

  • 問い合わせ先のリンクは、概要欄のいちばん上に置く
  • リンクの数を絞る(多いと、どれを押せばよいのか分からなくなる)
  • 自社が何をしている会社か、この動画の内容、目次を短くまとめる
  • 不要な情報は、いったん外す

固定コメントにも、問い合わせ先を置く

コメント欄の固定コメントに、問い合わせ先や資料のダウンロードリンクを置くのも効果的です。概要欄を開かなくても、「ここから問い合わせればいい」とひと目で分かります。

理由4:話し手の熱量が伝わっていない

4つ目は、熱量です。馬場は、4つの中でこれがいちばん大事だと考えています。熱量が感じられないと、「この人は本気で伝えているのか」が視聴者に伝わらず、問い合わせる動機になりません。同じ内容でも、心に残るのは熱量のある人の話です。

熱量のない動画は、記事やブログと同じ、淡々とした内容になります。それでは、動画でやる意味がありません。熱量や人柄を伝えられることが、動画の強みだからです。

恥ずかしさや自信のなさが出てしまうのは、最初のうちは仕方がありません。それでも、撮影のときはテンションを1段階、2段階上げて話します。

馬場は、話し手にどれだけ熱量があるかが、YouTubeが成功するかどうかの6〜7割を占めると見ています。

4つの中で、いちばん手早く取り組めるのもこの点です。コツは、カメラに向かって話すのではなく、カメラの向こうにいる視聴者が誰なのかを意識して話すことです。

今日からできる対策は?

4つの理由と、それぞれの対策をまとめます。

理由対策
宣伝・営業の話から入っている入り口は視聴者の関心が高いテーマにし、自社の話は後半で、動画のテーマとつなげて案内する
問い合わせ先が画面の中で示されていないリンクの場所を画面の中で示す。テレビの視聴が多ければQRコードを置く
概要欄が整理されていない問い合わせ先をいちばん上に置き、リンクの数を絞る。固定コメントにも置く
話し手の熱量が伝わっていない撮影ではテンションを1〜2段階上げ、カメラの向こうの視聴者を意識して話す

よくある質問

Q
再生回数が少なくても、問い合わせは増やせますか?
A

増やせます。同じ200回の再生でも、問い合わせが1件の会社と3件の会社があります。株式会社Tsuzuruが支援の中で試した結果では、問い合わせ先のリンクの場所を画面の中で示すだけで、問い合わせの数がおよそ2〜3倍変わりました。

Q
動画の中で、自社のサービスを案内してもよいですか?
A

はい。ただし、動画の冒頭から宣伝や営業の話をするのは避けます。視聴者の関心が高いテーマから入り、後半からエンディングにかけて、動画のテーマと関連づけて案内します。

Q
概要欄には、何を書けばよいですか?
A

いちばん上に問い合わせ先のリンクを置き、そのあとに、自社が何をしている会社か、動画の内容、目次を短くまとめます。リンクは数を絞ります。固定コメントにも問い合わせ先を置くと、さらに分かりやすくなります。

Q
視聴者がテレビで見ているかどうかは、どこで分かりますか?
A

YouTubeアナリティクスで、テレビ・パソコン・スマートフォンのどれで見られているかを確認できます。テレビで見ている人は概要欄を開けないため、テレビの視聴が多い場合は、画面にQRコードを置きます。

4つの理由を1つずつ直して、YouTubeからの問い合わせにつなげよう

YouTubeから問い合わせが来ない理由は、宣伝・営業の話から入っていること、問い合わせ先が画面の中で示されていないこと、概要欄が整理されていないこと、話し手の熱量が伝わっていないことの4つです。

どれも、今日から直せます。

株式会社Tsuzuruは、埼玉のYouTube運用代行・動画制作会社です。「動画は再生されているのに、問い合わせが来ない」というご相談も受け付けています。

ご相談は無料です。

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この記事の解説者

株式会社Tsuzuru 代表取締役 馬場俊輔

馬場 俊輔
株式会社Tsuzuru 代表取締役

2024年8月に動画制作代行として独立し、2025年7月に株式会社Tsuzuru(埼玉県さいたま市)を設立。スクール・教育系の企業様を中心に、累計約30社のYouTube運用と動画制作を支援しています。自社のYouTubeチャンネル「1社に1つYouTubeを」でも、企業のYouTube活用について発信しています。

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この記事は、株式会社Tsuzuru 代表取締役 馬場俊輔が、自社のYouTubeチャンネル「1社に1つYouTubeを」で話した内容(2026年9月24日公開)をもとにまとめたものです。