「施設の魅力を動画で伝えたいが、家族向けと求職者向けで何を見せれば良いのだろう」
動画の活用を検討する介護施設の担当者には、そう悩む方もいるでしょう。
介護施設のYouTube活用では、動画を作るだけでなく、誰に見せて次に何をしてもらうかを決めることが重要です。
見せる相手を決めずに撮影すると、家族にも求職者にも伝わらず、見学や応募の窓口まで届かない動画になりかねません。
そこで本記事では、目的の決め方と家族向け・求職者向けの動画の内容、見学や応募への案内方法を解説します。
撮影前に確認する同意や現場の段取りも取り上げるので、動画の発注を考えている担当者は参考にしてください。
弊社Tsuzuruでは、企画から撮影、編集、納品まで一貫して動画制作を支援しています。
記事の後半では、弊社Tsuzuruの動画制作の流れと実績も紹介します。
介護施設の動画活用にお悩みの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
介護施設のYouTube活用は目的から決める

介護施設のYouTube活用は、施設見学と職員採用のどちらを目指すかを先に決めるところから始まります。
見学を目指す動画は入居を検討する人の家族に向けて、採用を目指す動画は求職者に向けて作ります。
目的ごとに見る人と見せる内容、次に取ってほしい行動を整理すると、以下のとおりです。
| 目的 | 見る人 | 見せる内容 | 次の行動 |
|---|---|---|---|
| 施設見学 | 入居を検討する人の家族 | 施設内・日々の活動・ケアの方針 | 見学相談 |
| 職員採用 | 求職者 | 職員の言葉・仕事の流れ・研修 | 募集要項の確認・応募 |
動画は施設を新しく知ってもらう入口になるだけでなく、ホームページや求人を見た人の理解を助ける役割も持ちます。
施設サイトを見て見学を迷う家族にとって、館内の様子がわかる動画は判断材料の1つになるでしょう。
求人票の条件だけでは職場の雰囲気がつかめない求職者にも、動画なら働く人の表情や声を届けることが可能です。
作った動画は、ケアマネジャーに施設を説明するときの資料として見てもらう使い方もできます。
見せる相手と次の行動を決めておけば、撮影する場面や話す内容も選びやすくなります。
施設見学につなげる介護のYouTube動画

家族に施設を理解してもらい、見学につなげる動画の主な内容は、以下の3つです。
入居者の出演を前提にしなくても、施設での暮らしや考え方は十分に伝えられます。
それぞれについて、具体的に解説していきます。
施設内の案内
施設内の案内動画では、居室や共有スペースでどのように過ごすかまで伝えます。
玄関から食堂、浴室、居室へと順に歩いて撮ると、建物の位置関係が家族に伝わりやすくなります。
設備を映すだけで終えると、パンフレットの写真と変わらない情報しか届きません。
「この共有スペースでは午後に体操をしています」のように、場所ごとの生活の場面を説明に添えましょう。
入居後の暮らしを想像できると、家族は施設の雰囲気をつかみやすくなります。
行事やレクリエーションの紹介
行事やレクリエーションを紹介する動画は、施設での日々の様子を家族に伝える役割を持ちます。
季節のイベントや毎日のレクリエーションは、職員と入居者が関わる場面が多いのが特徴です。
楽しそうな場面だけをつなぐより、準備から当日の流れまで見せたほうが普段の過ごし方が伝わります。
飾り付けや道具の準備、参加を呼びかける声かけなど、職員の関わり方も見どころの1つでしょう。
入居者が映る場面については、撮影と公開について事前に同意を確認しなければなりません。
同意の確認方法は後半の注意点で解説するので、企画の段階で撮影する場面を整理しておいてください。
施設長が語るケアの方針
施設長がケアの方針を語る動画は、家族が施設を選ぶときの不安を減らすために作ります。
どのような考えで介護をする施設なのかは、家族にとって設備と並ぶ大切な判断材料です。
施設長が自分の言葉で理念や大切にしているケアを話すと、文章だけでは伝わらない人柄も届きます。
原稿を読み上げるより普段の考えを話してもらう形のほうが、表情や話し方から誠実さが伝わるでしょう。
この動画は見学の増加を約束するものではなく、家族が信頼して相談するきっかけを作るものです。
職員採用につなげる介護のYouTube動画

求職者が働く姿を具体的に想像できる、採用向け動画の主な内容は以下の3つです。
家族向けの動画とは見る人も知りたい内容も違うため、同じ1本に詰め込まず分けて作りましょう。
それぞれについて、具体的に解説していきます。
職員へのインタビュー
職員へのインタビューでは、仕事への向き合い方や職場の雰囲気を本人の言葉で伝えます。
求職者は給与や勤務時間などの条件だけでなく、一緒に働く人との人間関係も気にしながら応募先を選びます。
「この仕事を選んだ理由」「やりがいを感じた場面」など、職員が答えやすい質問を事前に用意しましょう。
本人の経験と異なる回答を台本で作ると、実際の職場と違う印象を与え、入職後のずれにつながります。
話す内容は職員本人の経験と考えに限り、事実と違う回答は作らないでください。
現場の職員が自然な言葉で語る仕事の魅力は、求職者が職場を選ぶときの確かな判断材料になります。
介護職の一日の流れ
介護職の一日を追う動画なら、求職者は入職後の働き方を具体的に想像できます。
出勤してから申し送り、食事や入浴の介助、記録、退勤までを順に見せると、業務の全体像が伝わります。
職員同士の声かけや相談の場面を入れれば、周囲との関わり方まで求職者に届くでしょう。
撮影する場所には入居者の生活があるため、利用者の顔や名前が映らない構図を選んでください。
記録の画面や書類、ホワイトボードにも個人情報が書かれているので、映り込みには注意が必要です。
撮影の前に、映して良い場所と時間帯を現場の職員と決めておくと当日も慌てずに進められます。
研修や介護技術の紹介
研修や介護技術を紹介する動画は、入職後にどのように学べるかを求職者に伝える企画です。
未経験者や経験の浅い求職者にとって、入職後に仕事を覚えられるかどうかは気になる点の1つでしょう。
新人研修の様子や、先輩職員が移乗や食事介助のコツを教える場面を撮ると、学ぶ環境が伝わります。
介護技術のノウハウを発信する動画は、施設が教育をどう考えているかを示す材料にもなります。
技術の手順を扱う場合は、内容に誤りがないかを施設側で監修してから公開してください。
介護のYouTubeを見学や応募につなげる方法

作った動画を見学や応募という次の行動につなげる主な方法は、以下の3つです。
動画を公開するだけでは、見た人がどこから申し込めば良いか迷うため、次の行動までの導線を設計します。
それぞれについて、具体的に解説していきます。
施設サイトや採用ページに動画を載せる
YouTubeに公開した動画は、内容に合ったページへ埋め込むと見学や応募の判断を助けます。
YouTubeの動画は、共有メニューから取得できる埋め込みコードを使って自社のホームページに掲載できます。
施設紹介の動画は見学案内のページに、採用動画は求人の募集要項の近くに置きましょう。
動画を見て興味を持った人が、そのまま申し込み方法や応募条件を確かめられる配置が理想です。
内容と置き場所がずれていると、動画を見た後に必要な情報を探す手間が生まれてしまいます。
概要欄で見学や応募の窓口を案内する
動画の概要欄では、見学の申し込み先と採用応募の窓口を分けて案内します。
家族向けの動画には見学予約のページや電話番号を、採用動画には応募フォームや採用担当の連絡先を書きましょう。
窓口が1つにまとまっていると、見た人が自分に合う相談先を探す手間がかかります。
長尺動画の説明欄でクリックできる外部リンクを使うには、YouTubeの上級者向け機能へのアクセスが必要です。
ショート動画の説明欄に書いたURLはクリックできないので、ショートでは別の案内方法も考えてください。
リンクが使えない場合に備えて電話番号も併記しておくと、どの視聴者も相談に進みやすくなります。
動画の最後で見学や応募を呼びかける
動画の最後には、見終えた人に次の行動を案内する呼びかけを入れます。
内容に興味を持った視聴者でも、具体的な案内がなければ見学や応募に進むきっかけをつかめません。
施設紹介の動画なら「施設の雰囲気を直接見たい方は、概要欄から見学をお申し込みください」と伝えましょう。
採用動画であれば、「職場の様子が気になった方は、概要欄から応募してください」のように案内できます。
直前まで見せた内容と呼びかけの言葉を対応させると、視聴者は自然に次の行動を選べるでしょう。
窓口の詳細は概要欄に任せ、動画の中では何をしてほしいかを短く伝えるのがコツです。
介護のYouTube撮影・公開時の注意点

介護施設でYouTube動画を撮影・公開するときに押さえる主な注意点は、以下の3つです。
個人情報やプライバシーの扱いと現場の業務への負担は、撮影を始める前に確認しておきましょう。
それぞれについて、具体的に解説していきます。
出演者に公開先を伝えて同意を得る
利用者や職員が映る動画は、撮影前に利用目的と公開先を説明して同意を得る運用が欠かせません。
個人情報保護委員会と厚生労働省のQ&Aでは、個人を識別できる写真は個人情報に当たると示されています。
同じQ&Aでは、利用者の写真を第三者が見られる形で使う場合、原則として本人の同意が必要であるとしています。
動画も同じ考え方で扱い、YouTubeで誰でも見られる形で公開することまで伝えた上で同意を確認しましょう。
家族の同意だけで常に足りるとは限らず、本人の意思確認が難しい場合は施設の個人情報担当者へ相談してください。
同意の確認は施設側で行い、確認した出演者と場面を記録に残しておくと、後から確かめるときに役立ちます。
公開前に個人情報の映り込みを確認する
編集が終わったら、公開前に個人情報が映り込んでいないかを確認します。
確認する対象は顔だけではなく、名札や居室表示、掲示物、記録の画面、会話の声まで含みます。
1つひとつは名前でなくても、ほかの情報と組み合わさると本人がわかる場合があるからです。
前述のQ&Aでも、氏名などを除いても照合によって本人を識別できる情報は個人情報に当たるとされています。
ぼかしを入れれば必ず問題がなくなるわけではないため、映像全体を施設側で見て判断しましょう。
確認する担当者を決め、公開前に全編を見る時間を予定に組み込んでおくと、確認漏れを防げます。
現場業務に支障が出ない撮影予定を組む
撮影は、現場の業務に支障が出ない時間帯を選んで予定を組みます。
介護の現場は食事や入浴の時間が決まっていて、撮影と重なると職員の負担が大きくなります。
撮影する時間と場所、対応する職員、施設側で準備する素材を先に決めておきましょう。
ここでいう素材とは、施設のロゴや紹介文、写真など、制作に必要となる資料のことです。
段取りを撮影当日の現場に任せると、通常の業務と撮影の対応が重なって混乱を招きます。
施設側の担当者を1人決めて制作側との窓口にすれば、現場の職員は普段の業務に集中できます。
介護のYouTube活用は弊社Tsuzuruにお任せください

介護施設のYouTube活用を進めるなら、弊社Tsuzuruにお任せください。
弊社Tsuzuruの制作の主な流れは、以下のとおりです。
- ヒアリング
- お見積もり・ご契約
- 制作
- 納品
ヒアリングでは、施設見学と職員採用のどちらを目指すかなど、動画の目的と見せる相手を伺います。
ヒアリングは対面かオンラインで行い、関東圏内であれば直接お打ち合わせすることも可能です。
お見積もりとともに概ねの制作スケジュールをお送りするので、現場の業務と重ならないか確かめられます。
契約は内容に納得いただいてからなので、撮影日程と施設の都合を事前にすり合わせておけるでしょう。
制作に入ると、ロゴや原稿、写真など必要な素材データを施設側でご用意いただきます。
作業の進捗は随時ご連絡し、必要に応じて修正を行いながら完成まで進めます。
完成した動画の納品やアップロードも、ご指定の形式に合わせて対応可能です。
予算に応じたプランもご相談いただけるので、介護施設の動画制作にお悩みの場合はお気軽にお問い合わせください。
弊社Tsuzuruが制作した介護の採用動画の実績

弊社Tsuzuruは、株式会社心動様をはじめ、介護業界の動画制作を支援してきました。
介護業界で制作した動画の主な実績は、以下のとおりです。
- 株式会社心動様:TikTokで300万再生、Instagramで28万回再生
- 介護業界の採用PR動画(別のお客様):応募が毎回2件から5件に増加
弊社Tsuzuruは、心動様が展開する「介護難民ゼロプロジェクト」のPR動画を、人気の格闘家を起用して制作しました。
動画の公開後は、施設見学や介護職への問い合わせが増加しています。
心動様からは、介護のネガティブな側面だけでなく、その先にある楽しさを表現できたとの声をいただきました。
別のお客様の採用PR動画では、経営者と従業員スタッフの声をそのまま話してもらい、現場のリアルが伝わる構成にしています。
完成した動画をショート動画に切り抜いてInstagramやTikTokへ展開した結果、毎回2件だった応募が5件に増えました。
応募後のマッチング率や離職率の改善にもつながっています。
どちらの成果もSNSでの展開を含むもので、YouTube単独の効果ではありません。
現場の声を届ける進め方は、介護施設がYouTubeで採用動画を作るときにも活かせます。
介護施設のYouTube活用に関するよくある質問

介護施設がYouTube動画の制作に着手する前に出やすい質問は、以下の3つです。
出演や企画、投稿の頻度に関する疑問を解消して、制作の準備を進めましょう。
それぞれの質問に回答していきます。
利用者を映さずに動画を作れる?
利用者を映さなくても、施設案内や施設長の説明、職員の紹介を中心にすれば動画は作れます。
施設案内であれば、入居者がいない時間帯を選んで居室や共有スペースを撮影できます。
施設長がケアの方針を話す動画や職員のインタビューも、利用者の出演を前提にしない企画です。
後ろ姿や手元だけでも本人がわかる場合があるため、利用者が映る場面では同意の確認を省かないでください。
職員が出演する場合も、本人に公開先を伝えて出演の同意を確認しましょう。
採用動画は1本だけでも活用できる?
採用動画は1本だけでも、採用サイトや面接の案内など複数の場面で活用できます。
採用サイトの募集要項の近くに載せれば、応募を検討する求職者が職場の様子を確かめられます。
応募者へ面接の案内を送るときに動画のURLを添えると、面接の前に施設を知ってもらえるでしょう。
1本の動画で応募が増えるとは限らないため、置き場所や案内の仕方とあわせて見直すことが大切です。
他施設の事例をまねて本数を増やすより、まず1本を作って求職者の反応を見る進め方をおすすめします。
投稿頻度はどのように決めればいい?
投稿頻度は、動画の目的と撮影の負担、情報を更新する頻度から決めます。
施設紹介や採用の動画は、毎週新しく投稿しなくても、必要なページに載せて長く活用できます。
行事の様子を発信する場合は、季節のイベントに合わせるなど無理なく続けられるペースを選びましょう。
撮影のたびに現場の業務が止まるような頻度では、発信を継続するのは難しくなります。
公開済みの動画も、職員の入れ替わりや設備の変更があれば内容を見直してください。
介護のYouTube活用は見せる相手を決めて始めよう

今回は、介護施設のYouTube活用の進め方について紹介しました。
介護施設のYouTube活用で押さえるポイントは、以下のとおりです。
- 目的は施設見学か職員採用かを先に決める
- 家族向けには施設内の案内や行事、ケアの方針を見せる
- 求職者向けには職員の声や一日の流れ、研修の様子を見せる
- 施設サイトや概要欄、動画の最後で見学や応募の窓口へ案内する
- 撮影前に同意と撮影予定を、公開前に映り込みを確認する
見せる相手と次の行動を決めてから撮影に入ると、動画が見学や応募への導線として働きます。
弊社Tsuzuruでは、ヒアリングから撮影、編集、納品まで、施設の目的に合わせた形で動画制作を支援できます。
介護施設の動画活用にお悩みの場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
