『買取店でYouTubeを始めたが、問い合わせにつながらない』
『買取実績を載せているのに、他社との違いが出せない』
『再生回数やチャンネル登録者数が伸びず、このまま続けてよいのか不安』
買取店のYouTube運用について、このような悩みはありませんか。
買取店がYouTubeから問い合わせや申し込みを得るために大事なことは、3つあります。買取実績だけでなく、専門性・知識・人柄を見せること。買取に興味がある人に向けて動画を作ること。再生回数やチャンネル登録者数にとらわれないことです。
本記事では、累計約30社のYouTube運用と動画制作を支援してきた株式会社Tsuzuru代表の馬場俊輔が、約2年にわたって支援している株式会社retro 様(ブランド品の買取・委託販売)のYouTubeチャンネル「retro.jp【ブランド買取ch】」を例に、その運用の考え方を解説します。
このチャンネルの登録者数は1,300〜1,400人ほどですが、YouTubeを見た方からの問い合わせ、査定の依頼、申し込みが続いています。
買取店に限らず、個人のお客様を相手にする事業のYouTube運用にも、当てはまる内容です。
この記事の要点
- 買取店のYouTube運用で大事なのは、①買取実績に加えて、専門性・知識・人柄を見せる ②買取に興味がある人(顕在層)に向けて作る ③再生回数・登録者数にとらわれない、の3つです。
- 株式会社Tsuzuruが約2年支援している株式会社retro 様(ブランド品の買取・委託販売)のチャンネルは、登録者数1,300〜1,400人ほどで、YouTubeを見た方からの問い合わせ・査定の依頼・申し込みが続いています。
- YouTubeを見て申し込んだお客様に選んだ理由を尋ねると、「専門性が高く、顔を出して発信していて、悪いことをしなさそうだったから」という答えでした。
- 値上げの情報やおすすめ商品の動画は、再生回数は伸びましたが、問い合わせにはつながりにくかったため、作るのをやめました。
- YouTubeは、売上や集客の土台を作るための手段です。再生回数や登録者数を伸ばすこと自体が目的になると、問い合わせや売上につながらなくなります。
動画で見たい方は、こちらからどうぞ。
ポイント1:買取実績だけでは選ばれない
買取業界の発信を見ると、ブログも含めて、「この品を、この価格で買い取りました」という買取実績を載せている会社が多くあります。
実績は大事です。あるほうが選ばれやすいのは、間違いありません。
ただ、実績だけでは、他社と横並びになります。金額だけで差をつけるのは難しいと、馬場は考えています。
決め手になるのは、専門性・知識・人柄
ブランド品でも中古車でも、買取はそれなりの金額の取引です。売る側には、「ちゃんとした値段で買い取ってもらえるのか」「だまされていないか」という不安が残ります。この不安を取り除くのが、バイヤーの専門性、知識、そして誠実さなどの人柄です。ここが、他社と差をつける部分になります。
いまのお客様は、「この人に専門性があるのか」をよく見ています。自社のノウハウや考え方を伝えないと、問い合わせにはつながりにくくなります。
お客様が話した「選んだ理由」
株式会社retro 様で、YouTubeを見て申し込んだお客様に、出演している方が「どうしてうちを選んだのですか」と尋ねたことがあります。
答えは、「専門性が高く、YouTubeで顔を出して発信していて、悪いことをしなさそうだったから」でした。
実績に加えて、自分たちは何が得意で、何に特化していて、どんな強みと専門性があるのか。それを動画の中でどれだけ見せられるかが大事です。
細かい情報まで惜しまず出すことで、「ここまで教えてくれるのだから、だまされることはない」と感じてもらえます。
表情や雰囲気など言葉以外の部分、台本、話し方のすべてが、「安心して任せられる」という印象につながります。
ポイント2:誰に届けるのかを決める
YouTubeの動画を届ける相手は、大きく2つに分かれます。
- 潜在層:買取に、まだ興味がない人
- 顕在層:買取に興味があり、「これを売りたい」と考えている人
どちらを狙うかに、決まった正解はありません。株式会社retro 様のチャンネルでは、顕在層、つまり買取をすでに考えている人に向けて動画を作っています。
ブランド名と「買取」を組み合わせた言葉でYouTubeを検索したときに、自社の動画が表示されるよう、動画を積み重ねていく設計です。
再生回数が伸びる動画と、問い合わせにつながる動画は違う
悩ましいのは、買取について検索する人は、いなくはないものの、多くはないことです。YouTubeの中では、「おすすめのバッグ」「おすすめのジュエリー」といった動画のほうが、伸びやすくなります。売りたい人より、買いたい人のほうが多いからです。
ただ、おすすめ商品の動画を見るのは、その商品をまだ持っていない人、これから買おうとしている人です。買取店にとっては、買取を考えていない人に向けた動画になります。
再生回数は伸びても、問い合わせや査定の依頼にはつながりにくくなります。
再生回数は伸びたが、問い合わせにつながらなかった動画はやめた
実際に、株式会社retro 様のチャンネルでも、値上げの情報やおすすめ商品を紹介する動画を出したことがあります。再生回数は伸びました。
けれども、そこからの問い合わせや査定の依頼には、なかなかつながりませんでした。
そこで、こうした動画は作らないことにし、買取に関する言葉を狙った動画に切り替えました。
潜在層向けの動画が、悪いわけではない
潜在層向けの動画が、まったくだめだということではありません。その動画を見たあとに、チャンネルの中のほかの動画へ進んでもらう流れが設計されていれば、役に立ちます。
ただ、潜在層向けの動画ばかりを作ると、問い合わせは生まれなくなります。いま作っている動画がどちらに向けたものかを、意識することが大切です。
顕在層に向けた動画と、潜在層に向けた動画の違いを、表にまとめます。
| 顕在層に向けた動画 | 潜在層に向けた動画 | |
|---|---|---|
| 届ける相手 | 買取に興味があり、「これを売りたい」と考えている人 | 買取に、まだ興味がない人 |
| 動画の例 | ブランド名と「買取」を組み合わせた言葉を狙った動画 | おすすめ商品を紹介する動画 |
| 再生回数 | 伸びにくい | 伸びやすい |
| 問い合わせ | 株式会社retro 様では、問い合わせ・査定の依頼・申し込みが続いている | つながりにくい |
YouTube運用のご相談は、
無料で受け付けています。
ポイント3:再生回数とチャンネル登録者数にとらわれない
顕在層に向けて動画を作ると、再生回数も、それに伴うチャンネル登録者数も、伸びにくくなります。再生回数や登録者数を無視してよいわけではありません。
ただ、それ以上に見るべき数字があります。
- 再生回数に対して、問い合わせがどれくらい来ているか
- 視聴維持率(動画がどこまで見られているか)
- クリック率
- 高評価の数やコメントなど、視聴者が動画に満足しているかどうか
2年で登録者1,300〜1,400人でも、問い合わせは続いている
株式会社retro 様のチャンネルは、約2年の運用で、登録者数は1,300〜1,400人ほどです。「2年でその人数か」と思われるかもしれません。
それでも、YouTubeを見た方からの問い合わせ、査定の依頼、申し込みは続いています。
数字だけを追うと、目的からずれる
再生回数や登録者数だけを伸ばそうとすると、YouTubeをやる目的からずれていくことがあります。「再生回数も登録者数も増えたのに、問い合わせや売上につながらない」という相談は、少なくありません。
YouTubeは、売上や集客の土台を作るための手段です。何のためにYouTubeをやるのか、そのためにどれくらいの再生回数と登録者数が必要なのかを、あらためて確かめることをおすすめします。
問い合わせが来ないときの対策は、YouTubeから問い合わせが来ない理由4つで紹介しています。
よくある質問
3つあります。買取実績に加えて専門性・知識・人柄を見せること、買取に興味がある人に向けて動画を作ること、再生回数やチャンネル登録者数にとらわれないことです。
来る例があります。株式会社Tsuzuruが約2年支援している株式会社retro 様(ブランド品の買取・委託販売)のチャンネルは、登録者数1,300〜1,400人ほどですが、YouTubeを見た方からの問い合わせ・査定の依頼・申し込みが続いています。
再生回数は伸びやすい一方で、買取の問い合わせにはつながりにくい動画です。おすすめ商品の動画を見るのは、「これから買いたい人」が中心だからです。株式会社retro 様のチャンネルでは、こうした動画をやめ、買取に関する言葉を狙った動画に切り替えました。チャンネルの中でほかの動画へ進んでもらう流れが設計できていれば、作る意味はあります。
実績は大事です。あるほうが選ばれやすくなります。ただ、実績だけでは他社と横並びになるため、何が得意で、どんな専門性があるのかを、あわせて見せることが必要です。
専門性と人柄が伝わる動画で、買取の問い合わせにつなげよう
買取店のYouTube運用で大事なのは、買取実績に加えて専門性・知識・人柄を見せること、買取を考えている人に向けて動画を作ること、再生回数や登録者数にとらわれないことの3つです。
どんな運用が合うかは、YouTubeを何のために使うかで変わります。
株式会社Tsuzuruは、埼玉のYouTube運用代行・動画制作会社です。買取店をはじめ、個人のお客様を相手にする事業のYouTube運用のご相談を受け付けています。
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この記事の解説者

馬場 俊輔
株式会社Tsuzuru 代表取締役
2024年8月に動画制作代行として独立し、2025年7月に株式会社Tsuzuru(埼玉県さいたま市)を設立。スクール・教育系の企業様を中心に、累計約30社のYouTube運用と動画制作を支援しています。自社のYouTubeチャンネル「1社に1つYouTubeを」でも、企業のYouTube活用について発信しています。
この記事は、株式会社Tsuzuru 代表取締役 馬場俊輔が、自社のYouTubeチャンネル「1社に1つYouTubeを」で話した内容(2026年9月30日公開)をもとにまとめたものです。登録者数などの数字は、動画の公開時点のものです。
