YouTubeアナリティクスの見方|数字に振り回されず、問い合わせを見るべき理由

『アナリティクスのクリック率や視聴維持率が、高いのか低いのかわからない』
『公開した次の日の再生回数が少なく、この動画は失敗だったのかと不安になる』
『アナリティクスのどの数字を見て、次の動画に生かせばよいのかわからない』

YouTubeアナリティクスの見方について、このような悩みはありませんか。

YouTubeアナリティクスで大切なのは、出てくる数字に振り回されないことです。データを見ながら企画を立てたり分析したりするので、まったく見なくてよいわけではありません。ただ、チャンネルの立ち上げ初期の数字はあまり当てにならず、YouTubeが動画を広げるまでには時間もかかります。細かい数字より先に見るべきなのは、問い合わせが来ているかどうかです。

本記事では、累計約30社のYouTube運用と動画制作を支援してきた株式会社Tsuzuru代表の馬場俊輔が、アナリティクスの数字をそこまで見なくてよい2つの理由と、数字を見るときのポイントを解説します。

株式会社Tsuzuruが支援している会社でも、アナリティクスの数字をあまり気にしていない会社のほうが、結果的に成果が出ている印象があります。

この記事の要点

  • 馬場は、YouTubeアナリティクスはそこまで見なくてよいと考えています。よくないのは、データを見ることではなく、出てくる数字に振り回されることです。
  • チャンネルの立ち上げ初期は、YouTubeが動画を誰に届けるかを迷っている段階のため、クリック率が妙に高くなったり、妙に低くなったりします。この時期の数字をそのまま信じて次の動画を企画するのは、かなり危険です。
  • 1本目のクリック率が8%、2本目が3%だったからといって、3本目のサムネイルを抜本的に変えることを繰り返すと、何が良くて何が悪かったのかを判別できなくなります。
  • 最初の数日は500回、1,000回、2,000回ぐらいまでじわじわ伸びていた動画が、最終的に10万回再生に達した例があります。公開した日や次の日の数字で「ダメだった」と決めつけるのは、もったいないことです。
  • アナリティクスの数字より先に見るべきなのは、問い合わせ、LINEやメールマガジンの登録、その後の売上につながっているかどうかです。運用代行に依頼している場合は、月に1回、数字と状況を報告してもらえば十分だと馬場は考えています。

動画で見たい方は、こちらからどうぞ。

YouTubeアナリティクスは、どこまで見ればよい?

馬場は、YouTubeアナリティクスはそこまで見なくてよいと考えています。もちろん、データを見ながら企画を立てたり分析をしたりするので、まったく見なくてよいわけではありません。

よくないのは、アナリティクスで出てくる数字に振り回されてしまうことです。

株式会社Tsuzuruへのご相談でも、「視聴維持率がこれぐらいですが、高いですか」「クリック率がこれぐらいですが、どうですか」と、数字を気にされている方が多くいます。

ただ、支援している会社を見ていても、アナリティクスの数字をあまり気にしていない会社のほうが、結果的に成果が出ている印象があります。

アナリティクスの数字をそこまで見なくてよい理由は、2つあります。順に解説します。

理由1:立ち上げ初期の数字は、あまり当てにならない

チャンネルを立ち上げたばかりの時期の数字は、あまり当てになりません。YouTube側も、この動画を誰に届ければよいのかを迷っている段階だからです。

インプレッションの届け先が、まだ決まっていない

YouTubeは、インプレッションといって、動画をいろいろな場所に表示してくれます。立ち上げ初期は、その表示先をまだ決めきれていない段階です。

そのため、動画に興味がある人にも、興味がない人にも動画が届いてしまいます。その結果、クリック率が妙に高くなったり、妙に低くなったりする現象が起こります。

たとえば「1社に1つYouTubeを」は、YouTubeについて発信しているチャンネルです。本来は、競合のYouTubeチャンネルを見ている人や、その関連動画に表示してほしいところです。けれども立ち上げ段階では、まったく違うジャンルのところに表示されてしまうことがあります。

クリック率だけの話ではありません。アナリティクスには、視聴者がほかに見ている動画なども出てきますが、こうしたデータも、立ち上げ初期はあまり参考になりません。

立ち上げ初期のデータや数字をそのまま信じて次の動画を企画するのは、かなり危険です。

クリック率8%と3%で、サムネイルを大きく変えてしまった例

先日、親しくしている経営者の方から、YouTubeの相談を受けました。1本目の動画のクリック率が8%、2本目のクリック率が3%だったそうです。

1本目と2本目は、ある程度同じテイストとデザインでサムネイルを作っていました。ところが3本目を作るときに、2本目が3%だったという理由で、抜本的に違うサムネイルを作ってしまいました。

こうしたことを繰り返すと、結局、何が良くて何が悪かったのかを判別できなくなります。

特に立ち上げ初期は、出てくる数字に一喜一憂するのではなく、淡々と動画を出し続けることに意識を向けてください。

理由2:YouTubeが動画を広げるまでには、時間がかかる

YouTubeは、動画を評価してから、その動画を広げていくまでに時間がかかります。視聴者の視聴データを集めながら、少しずつインプレッションを配っていくからです。

動画が広がっていく順番

わかりやすく言うと、YouTubeは次の順番で動画を広げていきます。

  • まず:チャンネル登録者に、動画を表示する
  • 次に:その動画に興味がある可能性が高い人に、動画を配る
  • そこでも高く評価されたら:登録者以外の、より潜在層に動画を広げる

最初は数百回でも、10万回まで伸びた動画がある

そのため、投稿してすぐに数千回、数万回と再生される動画もあれば、最初は数十回や数百回なのに、2週間や1ヶ月たってから5万回、10万回と再生される動画もあります。YouTubeを始めると、驚くことの一つです。

「1社に1つYouTubeを」で以前お話しした「10万回再生の裏側」の動画が、まさにその例です。最初の数日は、500回、1,000回、2,000回ぐらいまで、じわじわと伸びていました。そこから少しずつ登録者以外にもインプレッションが配られ、最終的に10万回に達しました。

公開したその日や次の日の数字を見て、「この動画はダメだった」と決めつけてしまうのは、とてももったいないことです。

最初の数日で一喜一憂せず、淡々と動画を作り続けることを意識してください。

株式会社Tsuzuru 代表取締役 馬場俊輔
馬場(Tsuzuru代表)

僕も気持ちはめちゃくちゃわかります。公開したその日や次の日に、再生回数やクリック率を見てしまうときも実際にあります。自戒も込めて、この話をしています。

アナリティクスを見る時間は、何に使えばよい?

データを見ることにたくさん時間を割くより、その時間で次の動画を1本撮ることをおすすめします。

YouTubeの仕組みは、こちらではどうにもできません。そのため、アナリティクスや分析の数字を見ることに時間を使うのは、正直もったいないと馬場は考えています。

数字やアナリティクスが気になって、動画を作る手そのものが止まってしまっては、元も子もありません。視聴者にとって有益で、面白い動画を作れたという自負があるなら、次の動画の制作に取りかかってください。

出てくる数字は、追いかけるものではありません。数字は後からついてくると馬場は考えていますし、実際にそうした会社が多くあります。

とはいえ、次はどんな企画にするか、どんな台本にするかで悩む方も多いと思います。株式会社Tsuzuruでは、会社の情報を入れるだけで、1分ほどで競合のリサーチから企画・台本までを行うツールを、公式LINEで無料で配布しています。公式LINEで「YouTube」と送ると受け取れます。

YouTubeの数字の見方や、次の企画のご相談は、
無料で受け付けています。

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アナリティクスより先に、何を見ればよい?

アナリティクスの数字より先に見るべきなのは、問い合わせが来ているかどうかです。

振り回されやすい数字(立ち上げ初期のクリック率、公開直後の再生回数)と、先に見ること(問い合わせ、LINE・メールマガジンの登録、売上)

もちろん、サムネイルに対する期待値や、動画の内容が良かったかどうかも、大事な指標です。ただ、企業がYouTubeを運用する最終的な目的は、問い合わせや、その後の売上です。

そのため、アナリティクスの数字よりも、次の点を確かめてください。

  • 問い合わせが来ているか
  • LINEやメールマガジンに登録してもらえているか
  • その後の売上につながっているか

運用代行に依頼している場合、数字はどう確かめればよい?

「YouTubeに投稿したのに、数字をまったく見ないのは不安」という声もあると思います。

株式会社Tsuzuru 代表取締役 馬場俊輔
馬場(Tsuzuru代表)

株式会社Tsuzuruも、大体そんな感じです。細かい数字をお客様に見ていただく必要はないかな、と思っています。

YouTubeの運用を代行の会社に依頼している場合は、自社で細かい数字をじっくり見るより、代行の会社の人にしっかり見てもらい、月に1回、数字と今の状況を報告してもらえば十分だと馬場は考えています。

そのうえで自社が見るべきなのは、細かい数字よりも、前の章で挙げた問い合わせや売上につながっているかどうかです。

場面ごとに、YouTubeの数字はどう見ればよい?

ここまでの内容を、場面ごとに表にまとめます。

場面やりがちな見方馬場がすすめる見方
チャンネルの立ち上げ初期クリック率の高い・低いを見て、次のサムネイルを抜本的に変える初期の数字は当てにならないため、一喜一憂せず、淡々と動画を出し続ける
公開した日・次の日再生回数が少ないと、「この動画はダメだった」と決めつける2週間や1ヶ月たってから伸びる動画もあるため、決めつけずに次の動画を作る
運用代行に依頼しているとき自社で細かい数字をじっくり見る代行の会社に見てもらい、月に1回、数字と今の状況を報告してもらう
成果を確かめるときアナリティクスの数字を追いかける問い合わせ、LINEやメールマガジンの登録、その後の売上を見る

よくある質問

Q
YouTubeアナリティクスは、見なくてもよいのですか?
A

まったく見なくてよいわけではありません。データを見ながら企画を立てたり分析したりするからです。ただ、出てくる数字に振り回されるのはよくないため、馬場はアナリティクスをそこまで見なくてよいと考えています。

Q
公開した次の日の再生回数が少ない動画は、失敗ですか?
A

公開した日や次の日の数字だけで、失敗と決めつけるのはもったいないことです。YouTubeは視聴データを集めながら少しずつ動画を広げるため、最初は数十回や数百回でも、2週間や1ヶ月たってから5万回、10万回と再生される動画もあります。

Q
立ち上げ初期にクリック率が低かったら、サムネイルを大きく変えるべきですか?
A

1本の数字だけを理由に、抜本的に変えるのはおすすめしません。立ち上げ初期はYouTubeが動画の届け先を迷っている段階で、クリック率が妙に高くも低くもなります。大きく変えることを繰り返すと、何が良くて何が悪かったのかを判別できなくなります。

Q
企業のYouTubeでは、最終的に何を見ればよいですか?
A

問い合わせが来ているか、LINEやメールマガジンに登録してもらえているか、その後の売上につながっているかを見てください。企業がYouTubeを運用する最終的な目的は、問い合わせや、その後の売上だからです。

アナリティクスの数字に振り回されず、次の1本を作って問い合わせにつなげよう

チャンネルの立ち上げ初期の数字はあまり当てにならず、YouTubeが動画を評価して広げるまでには時間もかかります。

視聴者のためになる動画を作れたなら、出てくる数字に一喜一憂せず、自信を持って次の動画の制作に取り組んでください。そのうえで、問い合わせや売上につながっているかを見てください。

株式会社Tsuzuruは、埼玉のYouTube運用代行・動画制作会社です。YouTubeの数字の見方や、次の企画のご相談も受け付けています。

ご相談は無料です。

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この記事の解説者

株式会社Tsuzuru 代表取締役 馬場俊輔

馬場 俊輔
株式会社Tsuzuru 代表取締役

2024年8月に動画制作代行として独立し、2025年7月に株式会社Tsuzuru(埼玉県さいたま市)を設立。スクール・教育系の企業様を中心に、累計約30社のYouTube運用と動画制作を支援しています。自社のYouTubeチャンネル「1社に1つYouTubeを」でも、企業のYouTube活用について発信しています。

会社概要を見る

この記事は、株式会社Tsuzuru 代表取締役 馬場俊輔が、自社のYouTubeチャンネル「1社に1つYouTubeを」で話した内容(2026年10月13日公開)をもとにまとめたものです。成果の数字は、動画の公開時点のものです。