動画制作の相場は?1分・3分・5分の尺別料金や依頼先別の費用、安く抑えるコツも解説

「動画を外注したいが、いくらが適正なのかわからない」

そう悩む企業の担当者はたくさんいます。

見積もりを受け取っても、その金額が高いのか安いのか判断できません。

動画制作の費用は、尺の長さと動画の種類、依頼先で大きく変わります。

金額だけを並べて比べると、安く見えた会社で追加費用が発生してしまうでしょう。

そこで本記事では、尺別・種類別・依頼先別の相場と、費用の内訳、費用を抑えるコツまで解説します。

初めて動画制作を発注する担当者は、ぜひ参考にしてください。

なお、弊社Tsuzuruでは、企画立案から撮影、編集、分析改善まで一貫して支援しています。

予算の決め方にお悩みの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

【尺別】動画制作の相場

ノートとペン、電卓を並べた机

動画制作の相場は、撮影から依頼する場合で10万〜100万円程度です。

尺ごとの目安は、以下のとおりです。

金額は「1分あたり〇円」と単価で割り切れるものではなく、企画と撮影が入るかどうかで大きく変わります。

それぞれの尺について、具体的に解説していきます。

1分以内の動画制作の相場

1分以内の動画は、撮影から依頼すると10万〜30万円程度が目安です。

15秒や30秒のSNS広告、YouTubeショートのような短尺動画が中心の尺になります。

企画と撮影が入る時点で、費用の下限はほとんど動きません。

素材がすでにあって編集だけを頼む場合は、1分あたり5,000円〜5万円程度まで下がります。

撮影から任せるのか編集だけを頼むのかで、同じ1分の動画でも金額は10倍以上に開きます。

3分の動画制作の相場

会社紹介やサービス紹介で最も多い3分の動画は、15万〜50万円程度が相場です。

伝えたい情報を整理して構成台本に落とす工程が入るため、企画と構成の工数が本格的に乗ってきます。

尺は1分の3倍でも、金額が3倍になるわけではありません。

企画費とスタッフの移動、機材の準備は尺が延びても同じだけかかるからです。

撮影済みの素材を編集するだけなら、1万〜8万円程度で仕上がります。

5分の動画制作の相場

採用動画やインタビュー動画で使われる5分の尺は、25万〜70万円程度が目安になります。

撮影日数とカット数が増えるぶん、3分の動画より費用は上がります。

ただし尺が1.7倍でも、金額が1.7倍になるわけではありません。

企画と構成の費用は3分の動画とほとんど変わらず、増えるのは撮影日数とカット数の分だけだからです。

編集だけを依頼する場合は、3万〜10万円程度まで下がります。

10分以上の動画制作の相場

10分を超える動画は、40万〜100万円程度と幅が大きく開きます。

セミナー記録やマニュアル、研修動画で使われる尺です。

登壇の様子をそのまま記録する用途なら、尺のわりに金額は大きく上がりません。

一方で章ごとのテロップや図解、再現映像といった演出が入ると、100万円に迫る水準まで上がります。

30分規模の研修動画も、章ごとに分けて撮れば1日の撮影で収まります。

編集だけなら5万〜15万円程度が目安です。

【種類・目的別】動画制作の相場

白い背景に置いたカメラレンズ

同じ尺でも、動画の目的が違えば金額は変わります。

企画の作り込みと撮影規模が、目的によって大きく変わるからです。

種類ごとの相場は、以下のとおりです。

動画の種類主な目的尺の目安費用相場
会社・サービス紹介動画自社と商品の認知を広げる2〜3分10万〜50万円程度
採用動画応募者数の増加とミスマッチの防止3〜5分10万〜100万円程度
インタビュー動画顧客と社員の声で信頼を得る3〜5分10万〜50万円程度
セミナー・イベント記録動画当日の内容を資産として残す10〜30分3万〜20万円程度
マニュアル・研修動画教育工数の削減と品質の統一5〜10分10万〜50万円程度
SNSショート動画潜在層への拡散と接点づくり15〜60秒3万〜15万円程度

採用動画とマニュアル・研修動画は、金額の幅がとくに大きく開きます。

どちらも社内の複数部署に撮影が入るため、拘束する人数と日数が読みにくくなります。

既存の素材を編集して仕上げる形なら、SNSショート動画は表の下限よりさらに安く収まるでしょう。

最初の1本で迷っているなら、ショート動画から試して反応を見る進め方をおすすめします。

【依頼先別】動画制作の相場

ノートパソコンと眼鏡を置いた仕事机

依頼先は、フリーランス・動画制作会社・広告代理店の3つに分かれます。

それぞれの相場は、以下のとおりです。

価格差は誰がどこまでの工程を担うかと、企画や撮影にかける工数の差から生まれます。

価格帯だけでなく、任せられる工程の範囲も含めて順番に解説していきます。

フリーランス・個人に依頼する場合

フリーランスや個人に依頼する相場は、1万〜20万円程度です。

3つの依頼先のなかで、最も安い価格帯に収まります。

事務所の維持費やスタッフの人件費が乗らないぶん、同じ内容でも金額を抑えられます。

ただしスキルと実績の幅が大きく、選定と品質管理は発注側が担う前提になるでしょう。

撮影まで頼めるかどうかも人によって違い、編集だけを受ける個人も少なくありません。

依頼する前に過去の実績を見て、自社が作りたい動画に近いものがあるか確かめてください。

動画制作会社に依頼する場合

動画制作会社に依頼する相場は、10万〜100万円程度です。

専任のディレクターが付き、企画から撮影、編集、納品までを一貫して任せられます。

進行管理や撮影スタッフの手配まで会社側が引き受けるぶん、価格は上がります。

選ぶときの判断軸は、見積もりと制作スケジュールを事前に書面で出すかどうかです。

口頭の説明だけで進める会社は、後から条件が変わっても記録が残りません。

書面が先に出てくる会社を選べば、認識のずれから生まれる追加費用を減らせます。

広告代理店に依頼する場合

広告代理店に依頼する相場は200万〜1,000万円程度で、3つの依頼先のなかで最も高い価格帯です。

代理店が窓口となり、実制作は外部の動画制作会社が担う体制が一般的です。

発注側と制作現場のあいだに1社入るため、中間マージンが上乗せされます。

テレビCMのような大規模なキャンペーンとセットで頼むなら、この体制は合理的でしょう。

単発の1本を作りたいだけなら、制作会社へ直接依頼するほうが割安に収まります。

動画制作の費用の内訳

机に広げた書類とペン

見積書の主な項目は、企画・構成費、撮影費、編集費、キャスト・ナレーション費の4つです。

主な内訳を、下の表にまとめました。

費用項目含まれる作業相場の目安
企画・構成費ヒアリング、企画書と構成台本の作成、絵コンテ5万〜30万円程度
撮影費カメラマンなどの人件費、機材費、スタジオ費、照明1日あたり5万〜20万円程度
編集費カット、テロップ、BGM、ナレーション(MA)、カラー調整3万〜40万円程度
キャスト・ナレーション費出演者の手配、ナレーターの収録、スタジオ使用料1人1日10万〜20万円程度

金額が読みにくいのは、撮影費が日数で決まる点です。

1日で撮り切れば1日分、2日に分かれれば2日分と、そのまま倍近く動きます。

編集費も、カット編集だけなのかテロップやBGMまで入れるのかで大きく変わります。

交通費やロケ地の使用料、追加修正の費用が別項目で加わる案件も少なくありません。

「一式」とだけ書かれた見積書は、項目ごとに分けて出し直してもらってください。

見積書の読み方は、以下の記事で詳しく解説しています。

動画制作の費用相場は?見積もり書の確認ポイントや料金を安く抑えるコツを解説

動画制作の費用を抑える4つのコツ

床に並べられた撮影機材一式

動画制作の費用は、安い会社を探さなくても発注の仕方で下げられます。

押さえるコツは、以下の4つです。

どれも同じ会社に頼んだまま、発注側の準備だけで金額を下げられる方法です。

4つのコツを、順番に解説していきます。

撮影素材や原稿を自社で用意する

ロゴデータや商品写真、伝えたい内容の原稿を先に揃えておくと、撮影費と企画費が減ります。

伝えたい内容を文章にしておけば、構成台本を組み立てる工数も軽くなるでしょう。

用意しておきたいのは、ロゴ、商品写真、社内で使っている資料の3点です。

事前に揃えておくとヒアリングも短く終わり、制作全体が早く進みます。

素材が足りないまま進めると、撮影日を追加する判断が後から必要になります。

社員に出演してもらう

出演を社員に頼めば、キャスト費が丸ごと不要になります。

プロのモデルや役者を起用すると、1人1日10万〜20万円程度が別に乗る計算です。

社員が出演するなら、この項目は見積書から消えます。

採用動画では、実際に働いている社員が出るほうが応募者に信頼されます。

職場の空気や人の雰囲気は、演者の演技では再現できないからです。

撮影に慣れていない社員でも、質問に答える形式にすれば自然に話せるでしょう。

撮影を1日にまとめる

撮影費はほぼ日数で決まるため、複数本を同じ日にまとめて撮ると費用が下がります。

スタッフと機材の費用が1日分で済み、2日に分けたときの半分近くまで圧縮できます。

会社紹介動画と採用動画、社員インタビュー動画を1日で撮り切る組み方が現実的でしょう。

進め方としては、年間で使う動画をまとめて企画してから撮影日を決めてください。

思いついたときに1本ずつ頼む形だと、そのたびに撮影費が発生します。

納期に余裕を持たせて依頼する

特急対応は割増になるため、納期に余裕を持たせるだけで費用は下がります。

短納期の依頼は、編集者の稼働を優先的に押さえる形になります。

通常より1.2〜1.5倍の見積もりが出るケースも珍しくありません。

目安として、公開したい日の2カ月前には相談してください。

企画と構成に2〜3週間、撮影に1日、編集と修正に3〜4週間かかる計算です。

公開日から逆算して、余裕のあるスケジュールを先に組んでおきましょう。

動画制作の外注でよくある3つの失敗

パソコンの前で考え込む担当者

外注の失敗は、金額そのものではなく依頼先の選び方と伝え方で決まります。

よくある失敗は、以下の3つです。

3つとも契約前のひと手間で防げる内容で、発注後に取り返すのは難しくなります。

順番に、中身と対処法を解説していきます。

相場より極端に安い見積もりを選び、追加費用が発生する

相場より極端に安い見積もりは、必要な工程が抜けている可能性を疑ってください。

「動画制作一式」とだけ書かれた見積書では、撮影日数もカット数も修正回数も料金に含まれるか判断できません。

発注後に「この内容だと撮影が2日必要です」と伝えられ、追加費用が発生します。

選ぶべきなのは、内訳が項目ごとに書かれた見積もりを出す会社です。

金額の根拠を隠さない会社なら、途中で条件が変わっても説明を受けられます。

修正回数を決めずに依頼し、納期と費用が膨らむ

修正回数は、契約前に必ず確認してください。

何回目の修正から追加費用になるのかを決めずに進めると、納期も費用も膨らみます。

修正回数の上限と、超えた場合の追加料金を契約書に書いてもらいましょう。

大きな修正を防ぐには、構成の段階で方向性を固めておく手順が効きます。

完成した映像を見てから方向性を変えると、撮影からやり直す事態になります。

構成台本の確認に時間をかけたほうが、結果として納期は短く収まるでしょう。

動画の目的を伝えず、相場どおりでも成果が出ない

3つのなかで最も大きな失敗は、動画の目的を伝えないまま発注する進め方です。

相場どおりの金額を払っても、採用なのか集客なのかを伝えていなければ成果は出ません。

目的が曖昧なまま作られた動画は、綺麗なだけで誰の行動も変えられません。

採用動画なら、応募者が知りたい働き方と職場の空気を映す構成が必要になります。

選ぶ基準は、目的を最初に聞いてくる会社かどうかです。

動画制作の相場や費用でお悩みなら弊社Tsuzuruにご相談ください

打ち合わせスペースのあるオフィス

弊社Tsuzuruは、企画立案から撮影、編集、データ分析まで一貫して支援しています。

SNSショート1本から企業の映像制作まで、予算に合わせて1社で受けられる体制です。

撮影から編集、納品まで一貫して対応するため、複数の会社へ個別に発注する手間がかかりません。

少数精鋭で担当者と直接やりとりできるぶん、意思決定も速く進みます。

前の章で挙げた3つの失敗も、はじめのヒアリングで防げます。

オンラインでのヒアリングでは、動画の目的と使いどころを最初にうかがう流れです。

ヒアリングの後には、見積もりと制作スケジュールをメールで事前にお送りします。

予算が決まっていない段階でも、相談だけで問題ありません。

弊社Tsuzuruが支援した動画制作の成功実績

スマートフォンで動画を再生する手元

介護事業を手がける株式会社心動様の動画制作を、弊社Tsuzuruが支援しました。

相談の出発点は、介護難民ゼロプロジェクトの理念を業界の外へ届けることでした。

制作した動画には、ブレイキングダウンの人気選手を起用しています。

再生数はTikTokで300万回、Instagramで28万回に伸びました。

数字が伸びただけで終わらず、施設見学と介護職への問い合わせも増えました。

かけた費用に対して、事業の成果まで届いた費用対効果の高い1本です。

「介護のネガティブな側面だけでなく、その先にある創造性や楽しさを見事に表現していただきました」との評価です。

目的から逆算して企画を組み立てるから、同じ制作費でも届く先が変わります。

動画制作の相場に関するよくある質問

ノートとキーボードを並べた机

相場を調べている担当者から、実際によく届く質問を3つまとめました。

見積もりを取る前に押さえておきたい内容は、以下のとおりです。

どれも依頼先を決める前に確かめておくと、金額の見え方が変わる質問です。

順番に回答していきます。

動画編集だけを依頼する場合の相場はいくらですか?

撮影済みの素材があるなら、1分あたり5,000円〜5万円程度で依頼できます。

制作一式を頼む場合と比べて、費用は大幅に下がります。

金額が変わるのは、どこまでの編集を頼むかです。

カット編集だけなら下限に近く、テロップやBGM、ナレーションまで入れると上がります。

アニメーションや3DCGの動画制作も同じ相場ですか?

実写とアニメーション、3DCGでは、価格の決まり方そのものが違います。

実写の場合、撮影スタッフと機材を何日押さえるかがそのまま金額に反映される仕組みです。

アニメーションや3DCGは、制作するカット数で金額が決まります。

秒数が同じでも、動きの多いカットが増えれば作業量は跳ね上がります。

3DCGはモデリングの工程が加わるぶん、実写より高くなりやすい傾向です。

アニメーションや3DCGの見積もりを比べるときは、尺ではなくカット数で確認してください。

動画制作にはどのくらいの期間がかかりますか?

問い合わせから納品までは、1カ月半から2カ月程度が目安です。

企画には2〜3週間かかり、ヒアリングと構成台本の作成、絵コンテの確認を進めます。

撮影に必要なのは1日で、日程調整のほうに時間を取られるケースが目立ちます。

編集は3〜4週間で、初稿の提出後に修正のやりとりを2回ほど挟む形です。

どうしても公開日を動かせない場合は、制作会社によっては特急対応も選べます。

ただし通常の進行より割増の見積もりになるため、費用は上がります。

公開したい日の2カ月前を目安に、相談を始めてください。

動画制作の相場を知れば、予算内で成果の出る1本が発注できる

カメラとノートを並べた机

今回は、動画制作の相場を尺別、種類別、依頼先別に紹介しました。

押さえておきたい要点は、以下のとおりです。

  • 撮影から依頼する相場は10万〜100万円程度で、尺と撮影規模で動く
  • 依頼先はフリーランス・制作会社・広告代理店の順に価格帯が上がる
  • 費用は企画・構成費、撮影費、編集費、キャスト費の4つに分かれる
  • 素材の準備と撮影日のまとめ方で、同じ会社でも金額は下げられる

大事なのは「1本いくらか」ではなく、何にいくらかかっているかで見積もりを読む視点です。

弊社Tsuzuruでは、企画立案から撮影、編集、分析改善まで、貴社の目的に合わせて支援できます。

予算が決まっていない段階でも、相談だけで問題ありません。

動画制作の相場にお悩みの場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。