採用の1日密着動画で、応募が増える会社・増えない会社|費用と4つの使い方

『採用のために1日密着動画を作りたいが、本当に応募が増えるのか分からない』
『動画を作ったのに応募が来ない、という話を聞いて不安』
『費用がどのくらいかかり、会社側で何をすればよいのか知りたい』

採用の1日密着動画について、このような悩みはありませんか。

採用のために1日密着動画を作っても、応募が増える会社と、増えない会社があります。応募が増えるのは、中堅社員のリアルな働き方を映し、その動画をいろいろな場所で使っている会社です。反対に、かっこよく作りすぎた動画、社長しか出ていない動画、作って終わりになっている動画では、応募は増えません。

本記事では、累計約30社のYouTube運用と動画制作を支援し、約20本の1日密着動画を制作してきた株式会社Tsuzuru代表の馬場俊輔が、うまくいった例と、うまくいかない型、費用の目安、依頼するときに会社側でやること、動画の使い方4つを解説します。

株式会社Tsuzuru 代表取締役 馬場俊輔
馬場(Tsuzuru代表)

密着動画を作ったら応募が増える、と思っていませんか。結論から言うと、密着動画を作っても、応募が増える会社と増えない会社があります。

この記事の要点

  • 1日密着動画で応募が増えるのは、「中堅社員のリアルな働き方を映す」「いろいろな場所で使う」の2つを満たした場合です。
  • 応募が増えない型は3つあります。①かっこよく作りすぎている ②社長しか出ていない ③作って終わりになっている。
  • 日本語学校の日本語教師に密着した動画では、この動画を見た方から3件ほどの問い合わせがあり、1名の採用が決まりました。
  • 費用の目安は、企画・撮影・編集をまとめて依頼した場合で、30〜40万円ほどです。1人採用できれば制作費を回収できる、という考え方です。
  • 動画の使い道は4つあります。①求人情報を載せている場所に置く ②選考の途中で送る ③SNSに転載する ④内定の連絡のあとに送る。

動画で見たい方は、こちらからどうぞ。

なぜ今、採用に1日密着動画なのか?

背景には、中小企業の採用の難しさがあります。リクルートワークス研究所の調査(2026年卒の大卒求人倍率)によると、従業員5,000人以上の企業の求人倍率は0.34倍、300人未満の企業は8.98倍です。

数字が大きいほど、学生は仕事を選びやすく、企業にとっては採用が難しいことを表します。

大手企業は人材を選べる立場にあり、中小企業は人材の獲得を競い合っている、ということです。知名度や待遇で、大手と正面から競っても、採用はうまくいきにくいのが実情です。

では、何で勝負するのか。馬場は、「入社したら自分がどうなるのかが、一番よく見える会社になること」だと考えています。そのための手段が、1日密着動画です。

応募が増える会社は、何をしているのか?

動画の1コマ:「中堅社員のリアル動画を色々な場面で活用」と話している場面

応募が増えるのは、中堅社員のリアルな働き方を映した動画を作り、それをいろいろな場所で使っている会社です。

事例:日本語学校の日本語教師に密着し、1名を採用

株式会社Tsuzuruが制作した中で、直近で一番効果を感じていただけたのが、日本語学校(イーストウエスト日本語学校 様)の日本語教師の1日に密着した動画です。この動画を見た方から3件ほどの問い合わせがあり、面接を経て、1名の採用が決まったと報告をいただいています。

この動画では、次の3つを徹底しました。

  • 出る人:学校の中で役職の高い人ではなく、入ったばかりの方と、5年目から10年目ほどの方に出ていただいた
  • 見せ方:演出を派手にしすぎず、どんな働き方をしていて、どんな人がいるのかを、そのまま映した
  • 使い方:求人票に載せ、複数の求人媒体にも動画のリンクを置いた

担当の方は、対談の中でこう話しています。ホームページはあっても、どんな人が働いているのか、どんな雰囲気なのかは、これまで伝えられていなかった。動画にしたことで、文字や画像では表現しきれなかった「会社が大切にしていること」を、求職者に伝えられるようになった、と。

この対談は、採用動画の効果は本当にある?公開2週間で問い合わせ数件・見学2名を実現した1日密着動画の事例で読めます。

応募が増えない会社には、どんな共通点がある?

動画の1コマ:「1.格好良く作りすぎてしまったパターン」と話している場面

応募が増えない型は、うまくいく場合のちょうど逆で、3つあります。

株式会社Tsuzuru 代表取締役 馬場俊輔
馬場(Tsuzuru代表)

ドローンの映像やスローモーション、壮大な音楽のドキュメンタリーのような動画にすると、作られた感が出てしまいます。リアル感が欠けて、どんな人が働いているのかが見えにくくなるんです。

1. かっこよく作りすぎている

ドローンの映像、スローモーション、壮大な音楽が流れるドキュメンタリーのような動画は、作られた感じ、演出された感じが出ます。

リアルさが欠けるため、「実際にどんな人が働いているのか」が見えにくくなり、応募につながりません。

2. 社長しか出ていない

社長の想いは、動画の中で伝えたい大事な要素です。

ただ、求職者が知りたいのは、社長のことだけではありません。一緒に働く人がどんな人で、どんな職場なのかです。

入社5年目から10年目ほどの、いわゆる中堅社員に出てもらうのが理想です。

3. 作って終わりになっている

「密着動画を作ったのに応募が来ない」という会社ほど、作ったきりになっています。先ほどの日本語学校では、採用ページ、SNS、複数の求人媒体に動画を置いていました。

求職者との接点を増やすために、あらゆる場所で使うことが大切です。

応募が増える会社と、増えない会社の違いを、表にまとめます。

応募が増える会社応募が増えない会社
出る人入ったばかりの方や、入社5年目から10年目ほどの中堅社員社長しか出ていない
見せ方演出を派手にしすぎず、働き方と人をそのまま映すかっこよく作りすぎている
使い方求人票・採用ページ・SNS・複数の求人媒体に置く作って終わりになっている

採用の1日密着動画は、いくらかかる?

動画の1コマ:馬場が「それで実際に制作費を回収するイメージです」と話している場面

まず、1人を採用するのにかかる費用を見てみます。就職みらい研究所の「就職白書2020」によると、1人あたりの採用コストは、新卒で約94万円、中途で約103万円です。

求人の掲載料や、採用に関わる社員の人件費などを含めた金額です。

人材紹介会社を使う場合、手数料は年収の3割ほどと言われています。年収400万円の人を採用すると、手数料だけで100万円を超えます。

これに対して、株式会社Tsuzuruで採用の1日密着動画を作る場合の費用は、尺や撮影の日数によって変わりますが、企画・撮影・編集をまとめて依頼いただいて、30〜40万円ほどです。

少なくとも、先ほどの採用コストや、人材紹介会社に払う手数料よりは、安く済みます。

1人採用できれば、制作費は回収できるという考え方

求人媒体に載せた情報は、掲載期間が終わると消えてしまいます。人材紹介会社の手数料は、1人採用するたびにかかります。

一方、密着動画は、一度作れば、採用ページにも、SNSにも、説明会にも使えます。この動画を見た人が1人採用できれば、制作費は回収できる、という考え方です。

ミスマッチが減り、次の採用コストも抑えられる

1日密着動画は、社員が1日の中でどんな働き方をして、どんな業務をしているのかを、すべて見せます。そのため、働き始めたあとのギャップが小さく、ミスマッチが起こりにくくなります。

離職が減れば、これから発生するはずだった新しい採用コストも抑えられます。

採用の1日密着動画のご相談は、
無料で受け付けています。

動画・映像制作のサービスと料金を見る

依頼するとき、会社側でやることは?

「台本は自社で書くのか」「どれくらい時間を取られるのか」と、よく聞かれます。株式会社Tsuzuruに依頼いただく場合、会社側でお願いしたいのは、次の3つだけです。

  • 密着する社員を決める
  • 撮影のために、1日を空ける
  • 完成した動画を確認する

構成づくり、撮影、編集、アップロードは、株式会社Tsuzuruが行います。

誰に出てもらうのがよい?

理想は、いろいろな職種・年齢の方に出ていただくことです。

たとえば、営業職の30代男性、事務職の20代女性、経理職の20代男性と、それぞれの1日密着があるのがベストです。

ただ、時間も費用もかかるので、少しずつ増やしていく形でかまいません。

1人だけ撮影するなら、入社5年目から10年目ほどの中堅社員で、会社の想いや価値観を体現している方をおすすめします。密着の中では、仕事の内容や働きがいなど、いろいろな質問に答えていただくからです。

作った動画は、どこで使えばよい?

動画の1コマ:馬場が「大きく分けて4つあるので」と話している場面

使い道は、大きく4つあります。

1. 求人情報を載せている場所に置く

求人媒体、採用ページなど、求人の情報を載せている場所に、動画のリンクを置きます。

2. 選考の途中で送る

会社説明会の前や、面接の前に見てもらう動画として使います。

3. SNSに転載する

株式会社Tsuzuruでは、完成した動画のデータをお渡ししています。その動画を切り抜いて、Instagram、TikTok、YouTubeのショート動画として投稿できます。

ショート動画は、若い世代と相性のよい使い方です。

4. 内定の連絡のあとに送る

意外に思われるかもしれませんが、内定の連絡をしたあとに送る使い方もあります。いま、内定の辞退に大きく影響しているのは、親御さんです。

「オヤカク」という言葉があるほどで、企業が保護者に内定の確認を取ることも行われています。内定者本人だけでなく、親御さんにも見てもらえる動画として用意しておくと、内定の辞退を防ぐ助けになります。

注意点:再生回数を目的にしない

5万回、10万回と再生されている密着動画を、見たことがあるかもしれません。

ただ、そうした動画は、有名な人が出ていたり、密着動画が流行り始めた時期に作られていたりします。同じ再生回数を想定して作ると、公開したあとに、がっかりすることになります。

採用の密着動画の目的は、再生回数を取ることではありません。自社に興味を持ち、「ここで働きたい」と思う人を1人でも増やすこと、面接の前に自社のことを理解してもらうことです。

採用ページや求人媒体を通じて興味を持ってくれた人に送る。説明会や面接の前に見てもらう。そうした使い方を前提に作ることが大切です。

よくある質問

Q
採用の1日密着動画を作れば、応募は増えますか?
A

作っただけでは増えません。応募が増えるのは、中堅社員のリアルな働き方を映し、その動画を求人媒体・採用ページ・SNSなど、いろいろな場所で使っている会社です。かっこよく作りすぎた動画、社長しか出ていない動画、作って終わりの動画では、応募は増えにくくなります。

Q
採用の1日密着動画の費用はいくらですか?
A

株式会社Tsuzuruの場合、企画・撮影・編集をまとめて依頼いただいて、30〜40万円ほどが目安です。尺や撮影の日数によって変わります。

Q
密着する社員は、誰がよいですか?
A

1人だけ撮影する場合は、入社5年目から10年目ほどの中堅社員で、会社の想いや価値観を体現している方をおすすめします。密着の中で、仕事の内容や働きがいなど、いろいろな質問に答えていただくからです。

Q
依頼する会社側は、何をすればよいですか?
A

密着する社員を決めること、撮影のために1日を空けること、完成した動画を確認することの3つです。構成づくり・撮影・編集・アップロードは、株式会社Tsuzuruが行います。

中堅社員のリアルを映した1日密着動画で、応募と採用につなげよう

採用の1日密着動画は、中堅社員のリアルな働き方を映し、いろいろな場所で使うことで、応募と採用につながります。

再生回数ではなく、「ここで働きたい」と思う人を1人でも増やすことを目的に作りましょう。

成果が出た3つの型は、1日密着動画の成功事例3つで紹介しています。

株式会社Tsuzuruは、埼玉のYouTube運用代行・動画制作会社です。「自社ならどんな構成がよいか」「誰に出てもらえばよいか」というご相談も受け付けています。

ご相談は無料です。

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この記事の解説者

株式会社Tsuzuru 代表取締役 馬場俊輔

馬場 俊輔
株式会社Tsuzuru 代表取締役

2024年8月に動画制作代行として独立し、2025年7月に株式会社Tsuzuru(埼玉県さいたま市)を設立。スクール・教育系の企業様を中心に、累計約30社のYouTube運用と動画制作を支援しています。自社のYouTubeチャンネル「1社に1つYouTubeを」でも、企業のYouTube活用について発信しています。

会社概要を見る

この記事は、株式会社Tsuzuru 代表取締役 馬場俊輔が、自社のYouTubeチャンネル「1社に1つYouTubeを」で話した内容(2026年9月9日公開)をもとにまとめたものです。成果の数字は、動画の公開時点のものです。

求人倍率の出典:リクルートワークス研究所「第42回 ワークス大卒求人倍率調査(2026年卒)」/採用コストの出典:就職みらい研究所「就職白書2020」